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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第59話 トリニティモード
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。俺達を通じてなら俺達が何とかフォローしますけど、アギトのユニゾンはどうなるか未知数です。その上でチャレンジになるので何が起こるか分かりません。下手をすれば零治さんの様に眠っているのではなく、そのまま壊れ死んでしまう可能性も………』



















「…………何とか侵入は出来たみたいですね」
「しかしここが本当に精神の中なのか………?」

星達3人は気が付くと見知らぬ荒野に居た。
周りには鎧を着た騎士の様な人間が電源の切れたロボットの様に全く動かず寝ていた。

「何なのここ………?」
「分かりません、一刻も早くレイを起こさなくてはいけないのに………」

そう呟きながら辺りを見回すと遠くの方で人影が見えた。

「行ってみましょう」
「ああ」
「分かった」

3人は人影の方へと走り出した………
















「えっと………誰だろ?」
「1人は金髪の女性、それに対しているのは赤い髪の女性だな………」

3人は人影を目視出来る距離まで詰め寄ると、近場の少し大きな岩に身を隠し、様子を伺っていた。

「何か話しているね」
「取り敢えず聞いてみましょう」

3人は聞き耳を立て、2人の話を聞く事にした………

「何よ………戦争に勝ったのに何その顔?見てみなさい!この戦場はあなたの力でやったの!!多くの敵が眠りに付いた!!!恐らく、長くにわたる戦争もこれで終戦!!!あなたは後世まで語り継がれるでしょうね!!聖王オリヴィエの武勇伝として」
「やめて!!!!」

頭を抱えながらオリヴィエと呼ばれた女性は叫ぶ。

「こんな事になるなんて知らなかった………私はただみんなの為にと………」
「そう、みんなの為に!!これで聖王家はこれから先もずっと繁栄を続けていくでしょう!!!だって周りの国全部を結果的に潰したのだからね。エンジェルソング………こんな素晴らしい兵器があるなんて知らなかったわ」
「素晴らしい!?ゆりかごに乗った人間と聖王器を持った人間以外全員退行しているのよ!!私達の国民達も全て巻き込んで………」
「犠牲は戦争ではつきものですよ。それに死んでいる訳じゃないですからもしかしたら前みたいに復帰できるかもしれませんよ?」
「本気で思ってますか?」
「いいえ」

全く感情の無い顔でそう淡々と答えるオリヴィエ。

「私が愚かでした………ベルガントの首を見て、訳が分からなくなっていたのでしょう。彼にいつも言われていました。『上に立つものとして冷静に物事を判断できる目を養え。周りに流されず自分の考えで判断しろ』と。これじゃあベルガントに会わす顔が無いですね………」

そう言って赤い髪の女性の手を取
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