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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第59話 トリニティモード
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マ助かるわぁ………エローシュの守りを気にしなくて済むお蔭で私も攻撃に回れる。こういう敵ばかりの戦場こそ、広域殲滅魔法の活躍の場やろな!!)

そう思いながらミストルティンの氷の刃がゆりかご付近にいた敵を広範囲に殲滅する。
普段の様によく狙わずとも敵の方が圧倒的に多い為準備が出来次第固まっていそうな場所に発射していた。

「はやて!!」
「主はやらせん!!」

そしてそれを守るのがフェイトとシグナムだった。皆、固まりつつそれぞれの役割に分かれていった。

(これなら何とか耐えきれそうや………さっきの爆発もティアナの策が成功しみたいやし後はやっぱり突入組次第やな………みんな、頼むで………)

はやては天に願う様に祈りつつ、再び戦場に集中するのだった………
























「くぅ………!!」
「ほら、さっきの威勢はどうしたの!?パワーアップしたんでしょ!?」

と笑いながらライに襲いかかるホムラ。刀と鞘を使った巧みな連撃と、神速こそまだ使わないものの、それを使わずとも速いスピードにライも押し返す事が出来なかった。

「くそっ、何でこんなにやり辛いの………!!」
「あらら?パワーアップは失敗だったのかしら?」

ライのイライラに不思議そうな顔で答えるホムラ。それでも攻撃の手は休めず、むしろ増えている。
トリニティモードを発動した3人だったが、一気に形勢が逆転する様な事は無かった。

「あれ?………あれ?タイミングが………」

先ほどまで無意識に連携していた星や夜美もライの援護を出来ずにいた。

「何なのだ、この感覚は………?こんな感覚我は知らんぞ………」
「何で思い浮かんだ動きの通りに皆動くのでしょう………これは一体………」

自分の体に起こっている違和感にそれぞれ混乱していたのだ。

「このぉ!!」
「どこを攻撃しているの?」

やけくそ気味に横に鎌を振るうライだが、その攻撃は攻撃を止めただけで避けられてしまった。

「だけど、まだ!!」

そのまま遠心力を使い、魔力の斬撃を発射。

(えっ………?)

その時、不思議な感覚がライを襲った。

(嘘、動きがスローモーションに見える………)

世界がゆっくりと進む。星や夜美の動き、振るった鎌から発射される魔力の斬撃。
しかしそんな世界の中、異質の存在があった。

(レイだけ普通に動いている………?)

皆がスローモーションで動く中、ホムラだけが普通に動いていた。

(私に襲い掛かってくる?………だけどそれなら………)

襲い掛かってくる事が分かっていた為、防御に移る。

「えっ!?」
「なっ!?」

完全に捉えた筈だ
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