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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第59話 トリニティモード
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トムブレイザー!!」

最後にティアナ自身が放てる最高の威力を誇る砲撃が敵に直撃した。

「終わりよ、チェーンバインド・エクスプロージョン!!」

攻撃を受け、膨張していたバインドの色が変わり、最後に大きな爆音と共に敵を巻き込みながら爆発した。

「ぐううぅぅ……!!!」

その余波は遠距離砲撃していたティアナ達も巻き込み、踏ん張らないと爆風に吹き飛ばされてしまうのではないかと思わせるほど強かった。

「凄い………」

リーネが呟くように収まるとその場にいた敵は全て一掃され、その空間はまるで住人が消えた空っぽの都市の様に静かだった。

「まさかあれ程の威力になるとは………」
「皆の集中攻撃の威力が凄かったのよ」

と仕掛けた本人がボウカーの呟きに苦笑いしながら答えた。

「あの魔法はチェーンバインドを少し弄って、付加したスフィアを予め準備しておいて、魔力をバインドの限界を超える様に与え、最後に暴発させただけ」
「簡単に言ってますけど、こんな量のスフィアにバインドって………ティアナさん本当は高魔力所持者?」
「違うわよ。戦闘の役に立つと思って夏から毎日少しづつ準備してただけ。まさか今日ストック分全部使うとは思って無かったわ。………また1から作り置きしなくちゃ」

と気軽に言うティアナに機動七課のメンバーは驚き何も言えなかった。

「取り敢えず一時的に地上の部隊は一掃出来たわ。どちらにしても更に増援は来るでしょうけど、空に戦力を回す余裕は出来たわね。………ボウカーさん」
「分かった、俺達機動七課は空の援護に向かう」
「後ルーもいざという時は白天王を。エローシュには止められてるみたいだけど………」
「エローシュが心配性なんです。私は何時だっていけるのに………」
「まあまあ………」

ブツブツと文句を呟くルーテシアをエリオがなだめている中、ティアナは空を見上げた。

(こっちは何とか成功したわ。後はアンタ次第よ………)















「流石ティアナさん、キッチリ仕事こなしてくれる………!!」
『じゃあ………!!』
「地上部隊はこのままリミットまで安定して戦える。後は俺と大悟さんが耐えて、尚且つ突入組が上手くやってくれれば俺たちの勝ちだ」
『………全く有利になった気がしないな』
「それでも良い方向に風向きが変わったんだよ」

エクスの呟きにエローシュは突っ込みながら敵の攻撃を躱した。

「!?エローシュ君!!」
「ちっ!?プロテクション!!トーレさん!!」
「任せろ!!」

直ぐに追撃に移った敵の攻撃はティーダがエローシュの前に張ったプロテクションで守られた。
そしてトーレが近くにいる敵を片っ端から片付けていく。

(ホン
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