第04話 キラ・ヒビキ誕生
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ビキは人工子宮の開発をしていたが、研究資金に困りエクリプス・バイオテクノロジー社に研究資金を出して貰う代わりに、ヴィア・ヒビキとコウキ・イチジョウ博士に説得され、人口子宮の開発を中止していた。もしも人口子宮が開発されるとコーディネーターの人権を脅かす事になると説得されたのである。
「カリダ、大丈夫だ。人口子宮を作らなくて正解だったよ。実際、今は命の重さを実感しているよ。」
「そうね、人は生まれるもので、決して作り出すものではないわ。」
カリダ・ヤマトは実感して答えた。横では夫のハルマ・ヤマトも頷いている。
「オッギャー。」
その時、子供の泣き声が聞こえてきた。
暫くして、また子供の泣き声がする。
「オッギャー。」
ユーレン・ヒビキは自分の子供が生まれたのを実感している。
そこへ分娩室から、看護師がでてきた。
「無事に男の子と女の子が生まれました。お母さんも大丈夫です。」
「お兄さん、良かったわね。」
暫くして、分娩室に通される。
そこにはヴィア・ヒビキが二人の赤子を抱きかかえて愛おしそうに眺めていた。
「ヴィアよく頑張ったな。」
「お姉さん、おめでとう。」
「貴方も、カリダもありがとう。」
Sideout
キラ・ヒビキとカガリ・ヒビキが誕生した。
そんな幸せも長くは続かなかった。
C.E.55年 7月10日 L4宙域 コロニー・メンデル G.A.R.M. R&D研究所
Side ヴィア・ヒビキ
『ヴィア博士、大丈夫ですか?』
光輝が電話してきたのである。
「コウキ・イチジョウ博士突然どおしたのですか?」
『ブルー・コスモスがそちらの研究所を2、3日中に襲撃すると情報が入ってきました。エクリプス社の船が港に待機しています。全員退避して下さい。』
「わっ分かりました。」
ヴィア・ヒビキは電話を切ると、各員に連絡した。
Sideout
全員がエクリプス社の船で脱出に成功する。
光輝はここで偽装した。何人者バイオロイドと偽装死体を用意して、研究所に配備した。ブルー・コスモスの武装集団が研究所を襲ってきた。そこで警備員を装った、バイオロイド達と銃撃戦を行なった。バイオロイド達は義体化部隊である。打たれた振りをして、倒れる。そこには偽装死体が置かれておりバイオロイド達は偽装死体と入れ替わり、熱光学迷彩で脱出して行った。
襲撃の様子は密かにビデオ撮影しており、また武装集団もマークしており、全員が後日指名手配を受けるはめになる。また通信も傍受しており背後関係も明らかになる。
■C.E.55年 7月10日
この日のニュースは武装集団のG.A.R.M. R&D研究所襲撃が放送された。
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