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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十九話
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葉にもう一度溜め息を吐いたカノンノは真っすぐと僕を見てそう言葉を出した。
僕はその言葉に諦めたように頷いて、僕の身体の事を一通り説明するとカノンノは僕へと手を伸ばし、恐らく僕のドクメントがあるであろう場所をそっと撫でるように手を動かして口を開いた。
「──そう…なんだ。…そんな状態でもやっぱり…衛司は行くって言うんだね…」
「うん。…カノンノは…止めたりしないんだね。てっきり『絶対駄目』って言われると思ってたけど…」
「…私もあのドクメントを見たとき、始めは止めようと思ってたよ。…でも衛司の話しを聞いてて…そうなってまで行こうとしてる衛司の意志を…止めたりしたら駄目だ、って思ったの。……それに、ね──」
カノンノは静かにそう言いながら僕のドクメントを撫でていたであろう手を止め、そのまま倒れ込むように僕へと抱きついてきた。僕はそれに少し驚きつつもカノンノを抱き止めて見ると、そのままカノンノは真っすぐと僕を見て言葉を続けた。
「……それにね…もし此処で衛司の意志を止めたら…今まで私の意志を黙って背中を押してくれていた衛司の全てを否定するみたいで…私は…止められなかった」
「カノンノ……」
「だから衛司…せめて…約束して。絶対に死なないって。…私達皆で、笑って生きて帰ろうって…」
真っすぐと僕を見たまま、だけど今にも泣き出してしまいそうな表情でそう言葉を出していくカノンノ。
僕はその言葉を、カノンノを少し強く抱きしめてゆっくりと頷いて答えた。
「うん…約束するよ。絶対…僕は死なない。皆で…生きて帰ろう」
「うん…っ!」
お互いに抱き合いながらそう約束しあう僕とカノンノ。少なからず僕は不安であったけど…彼女の言葉で、僕は確かに…その不安が安心に変わった気がした。
…そのまま暫くして…そろそろカノンノを離そうとした時だった。
「──…ぁ、後…ちょっとね、衛司…私からお、お願いが…あるん…だけど…」
「…?僕に出来ることなら応えるよ…?」
どこか顔を真っ赤にしながらそう戸惑いがちに言葉を出したカノンノ。僕はその言葉に少し首を傾げてそう言うと、カノンノは少し迷いながらも口を開いた。
「え、えっと…私…やっぱり明日の事が不安なんだ…。だ、だからその…衛司にこの不安を取り除いて…勇気を分けてもらいたいといいますか…その…なんといいますか…」
「う、うん…?つ、つまり…?」
もじもじとしながらそう言葉を出していくカノンノ。僕はそれを聞いていくが、上手く理解できずに思わず彼女に聞き直してしまう。カノンノはそれに俯いて「あぁ…」とか「うぅ…」とか呟くと、何か決心を決めたように顔を上げて…そのま
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