暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 神速の人狼
人狼
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
女子力がアップした気がする……どうしてそんな似合うのよ」

「褒められているのか、貶されているのかわからないんだけど…」

「ユーリの可愛さを褒めてるんだよ!」

またこの展開かよ…とため息を吐きつつ適当に受け流す。男相手なら、容赦無く制裁できるが女性相手にはそうはいかないので対応に困るな〜と内心悩むユーリ。

「ねぇ、その浴衣ってどうしたの?そんなの何処のお店でも見かけた事ないけど」

アスナが自分が着ている浴衣に興味を示したのか凝視している。

「ふふん、それは私作だよ、アスナ。ちなみに裁縫スキルは完全習得してます!」

誇らしげにない胸を張るシィ。阿保プラス余計に貧相な胸が強調するからやめろよと内心でツッコム。

「えぇ??すごい!今度私にも服作って!」

「いいよ〜、幾つか作って余ってるのがあったからあげるね♪」

それを聞いたアスナはヤッター♪と舞い上がる。バーサーカーのアスナさんは何処へ?

「あと、ユーリは料理スキル完全習得だから。ユーリの料理は絶品だよ〜」

「嘘!?ま、負けた……男の人に……。なんでユーリ君ってこんなにも女子力高いのよ……。」

急に落ち込み、床に"の"の字を書き始めるアスナ。さっきから俺への流れ弾が酷い気がするんだが??

「そう落ち込むなって、ついでに晩御飯も食べてく?」

うんと小さく傾く。まだショックから立ち直れていない様子。なんかものすごく罪悪感があるんだが……

それはさておき今日は何作ろうか……。そう考えながらキッチンに立つ。

まずはパスタ麺を茹でて、茹で上がる時間までに具材となる野菜などを刻んでおく。と言っても、包丁を一振りすればすぐに任意の切り方で切れるようになっているのだ。現実とは違い、簡略化され過ぎて作る楽しみというものが半減しているSAOの料理。と、そんな事を考えてたらパスタが茹で上がったようである。これも通常5分は茹でるところを1分で済ませれる。そして、茹でた麺と切った具材をフライパンに入れて一緒に炒め、味付けにケチャップを混ぜ合わせれば完成。たった3分で完成!超お手軽&時短ナポリタンの出来上がりである。

「なんかいい香り。何を作ったの?」

「ナポリタン?」

「何故、疑問形??」

「いや、ピーマンの代わりに人には言えない緑色の謎物質を使ってるから」

「え、なにそれ超怖い??食べて大丈夫、ソレ??」

「安心しろ、毒じゃない……」

「なぜ目を逸らす!」

シィとボケとツッコミの応酬をしながらもテーブルの上をセッティングし料理を並べていく。終始、アスナの視線が料理に釘付けになっているのだが……。

「じゃあ、食べますか。いただきます」

「いただきます。」

フォークでパスタ麺
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ