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転生赤龍帝のマフィアな生活
二十六話:はいぱーいりなちゃん
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ク―――》―――」
「まだよ!!!」

突如、復活したイリナに両方の腕を掴まれる。
くそっ!!動かせねえ!!!

「あの時の仕返しよ!!!」
「なっ!!?」

全体重を乗せた頭突きが俺のでこに突き刺さり景色が歪む。
ぐっ!!倒れちまう………!!!

「止めよ!!!」

倒れていく俺にイリナが止めとばかりに殴りかかる。
くそ…………まさかこの俺が―――


―――奥の手を使うことになるとはな。


「え!?」

イリナの手を掴み踏みとどまる。

「少し、眠ってろ。」

受けてみな!!ボンゴレに受け継がれし奥義!!!

『死ぬ気の零地点突破・初代(ファースト)エディション!!!』
「きゃああああ!!!??」

叫び声を上げながら腕から徐々に氷漬けになっていくイリナ。
そして完全に氷漬けになるイリナ……はっ!!

「これで俺の―――勝ちだ!!!」





勝負も終わったのでイリナを解凍して一先ず家に帰る。
それとゼノヴィアがイリナを解凍する時に
『このままの方が私にとっては平和なのでは?いや、しかし……』
と言っていたのは黙っておいてやるとしよう。
別に俺も一瞬それもいいかもしれないと思ったからじゃないぞ?

「今度よ!!今度は絶対勝つんだから!!!」

俺を睨みつけながらそう宣言するイリナ。

「はっ、期待しねえで待ってるぜ。」

口ではそう言うが正直言ってもうやめて欲しい。
いや、こいつ倒すたびに強くなって甦って来るから怖いんだよ。
お前はサ○ヤ人かってんだよ。

「それで、結局てめえらはなんで日本に来たんだ?聖剣使い共。」
「それは………秘密事項だ。」
「ボンゴレX世(デーチモ)が命ずる、話せ。」

ボンゴレX世(デーチモ)と言う言葉に驚いた表情を見せる二人。
何だ?こいつらは教会関連でボンゴレX世(デーチモ)である俺を訪ねに来たんじゃねえのか?
まさか、イリナがただ単に俺と戦うために訪ねて来たのか?………あり得るな。

「えっと……ボンゴレってあのマフィアのボンゴレだよね?イッセー君。」
「やっぱり、知らねえのか。俺は正真正銘、ボンゴレX世(デーチモ)だ。この指輪がその証だ。ゼノヴィア、てめえも知らずに家に来たのか?」

イリナとゼノヴィアにボンゴレリングを見せる。

「あ、ああ……私はいつもの様にイリナに連行されてきただけだからな……イリナからは幼馴染みとしか聞かされていない。」

結局イリナのせいか……ゼノヴィアの奴、苦労しているんだな。
耳があったら恐らくペタンと倒れているだろうという表情だ。

(どうしてお仕置き(ご褒美)を素直に受け取れないのでしょうか?嘆かわしい限りです。)
(どう
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