第5話 誠の鬼、目を覚ます
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た。
その少年は非常に残忍な表情を浮かべながら語り始めた
「あぁ?何だテメェラ?こんな所で何やってんですか〜?」
−−−ブワッ−−−
彼等は全身から一気に汗が噴き出ている感覚に襲われた。
「こ、こいつ…!」
「まさか…!」
それも当然。今彼らの目の前に居る少年は一方通行……『最強』の称号を持つ超能力者の第一位。学園都市230万人の頂点に立つ能力者なのだから
しかし此処にそのことを知らない男が一人いた。
「小僧…貴様何者だ?羅刹の割には理性が残っているな……長い時間をかけて変若水を克服したのか?…………フンっ人間風情が何処までも愚かなことを……」
風間は一方通行の姿を見て警戒するが、当の本人は彼の問いに理解出来なかったのか
「は〜〜〜?おたくドチラさんですか〜?『人間風情』とか……おたく“中二病”ってヤツですか〜〜?」
“中二病”という意味は理解出来なくても侮辱されている事は分かった為、一方通行に挑発された風間もキレてしまった様子で彼も戦闘態勢に入ってしまった!
「試してみるか?まがい物風情がこの俺に挑んだ事を後悔させてやる……!」
「はぁ?まがい物?おたく俺が誰だか分かってねぇみたいだな……いいぜ。ならさっさと愉快で素敵なオブジェに変えてやるよ中二病がぁ……!!」
この二人が戦うと周りがどれだけの被害が発生するのか全く分からないが二人の巨大な殺気に当てられ、背景の一部となったスキルアウト達も殆どが気を失ってしまった。
「行くぜぇっ!中二病ぉっ!!」
「フンっ!吠えてないで掛って来い、まがい物が!!」
一方通行はチョーカーを、風間は刀を構え、戦闘開始に入ろうとした次の瞬間………!
「こらーー!貴方はこんな処でなにやってるのー!?ってミサカはミサカは怒鳴りながら突貫してみたりーー!」
なんとも場違いな明るい声が響き、一方通行のボディに小さな影が突っ込む!
「ぶふぉぉっ!?」
対峙した風間は理解ができなかった。鬼は元々相手の体は勿論、体質、病状を見抜く能力を身に着けている。故に一方通行の体格は虚弱体質だと見抜いてはいたが彼の目はあらゆる死線から生き抜いた猛者だとすぐに理解できた。なにより風間は今まで戦ってきた経験と直感が最大限に警報を鳴らした。“この小僧には何かがある。”故に手加減は出来ない。油断すれば此方が殺される。そう警戒し、戦闘に入ろうとしたその瞬間には目の前の小僧は幼女と言うべき小さな女の子に吹き飛ばされおまけに……
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
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