第二十七話 彼氏彼女の事情
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ックスに向かって微笑を浮かべる。
エックス「…そうだよゼロ。別に100年前の因縁も宿命も今の俺達には関係ないじゃないか」
そんなゼロに対してエックスも満面の笑みで答えた。
しかしゼロはそんなエックスを制すように手を向けると更に続ける。
ゼロ「ただ俺はワイリーナンバーズであるということから目を背ける気は無い。それを踏まえた上で俺は今の自分として生きていく。」
エックス「そうか…」
ゼロ「零空間での戦いで俺は確かに覚醒したはずなんだ。それでも俺は消えなかった。お前達と共に過ごした記憶がある限り、俺は俺なんだ」
エックス「ゼロ…」
ゼロ「とにかく、飯を食ってしまえ、明日は召集があるんだからな」
エックス「ああ…」
ゼロは部屋から去っていき、エックスはパソコンの電源を切ると夜空を見上げた。
1週間後、彼女は後輩オペレータの前でスピーチを披露する。
出かけざまエックスに“頑張って”と声をかけられ、にわかに頬が赤く染まる。
そしてそれに頷いて、彼女は笑った。
2人の後輩の前で彼女は言う。
オペレータは見守ることしか出来ないけれど、見守って支えるのが大切な使命なのだと。
そう語る彼女は、とても満ち足りた表情だったと、後に後輩の2人は言うのだった。
〜おまけ〜
配属式後のハンターベースのトレーニングルームではアクセルとルナの叫び声が響いていた。
アクセル「わあああああ!!?」
ルナ「どわああああ!!?」
エックスのチャージショットをギリギリで回避したアクセルとルナ。
しかし今度は通常弾の連射が2人に容赦なく襲い掛かる。
アクセル「ぎゃああああ!!エックス、ごめんなさ〜い!!」
ルナ「俺らが悪かったから…命だけは命だけは…!!」
ゼロ「(自業自得だな…)」
ルイン「(ご愁傷様…)」
エックス「エクスプロージョン!!」
桁外れの威力を誇るエネルギー弾が炸裂し、ハンターベースに凄まじい悲鳴と轟音が響き渡るのだった。
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