マクロスF
0771話
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前方のヒュドラのビームサーベルで重兵隊バジュラの右足3本を纏めて切断。最後の仕上げとばかりにアダマンハルパーでその身体を左右2つへと切断する。
こうして複数の武器を殆ど同時に扱えるのは、念動力を感知・増幅してくれるT-LINKシステムあってこそだ。やはりニーズヘッグが俺の機体として最も相応しいと思えるのはこういう時だな。
そんな風に思いつつ、行きがけの駄賃とばかりにヒュドラからファントムを放って、VF-171EXの背後から今にも攻撃をしようとしていた機動兵隊バジュラへとビームソードを展開しながら突っ込ませ、同時に他のファントムでビーム弾を放つ。
横を通り過ぎるその一瞬で機動兵隊バジュラも息の根が止まったのを見ながら、戦場となっている宙域を駆け抜け……俺が行動するのに邪魔なバジュラのみを斬り裂き、穿ち、撃ち抜きながら進んでいると、やがて戦闘の最前線で戦っているマクロス・クォーターへと到着する。
そのまま動きを止めずに突き進み、そのままマクロス・クォーターの前へと姿を現して通信をつなげる。
「マクロス・クォーター、聞こえているな。こちらスカル4、アクセル・アルマーだ」
『アクセル大尉!?』
キャサリンの驚く声が聞こえてくるが、それを流してそのままジェフリーへと声を掛ける。
「このままランカを助け出す。アルトとオズマをこっちで使うが、構わないな?」
『よかろう』
『艦長!?』
即断即決。細かい説明をしなくてもすぐに対応出来る判断力はさすがだな。
その言葉を聞き、歌い続けているシェリルに一瞬目を向けたその瞬間、機体越しだというのに、間違いなく視線が合ったのを感じた。
そして、ランカを助けて欲しいという意思も。
「オズマ、アルト、聞こえていたな。ランカを助け出すぞ。ついてこい!」
『了解!』
2人揃っての声を聞きつつ、惑星上に存在するランカへと進路を取るのだった。
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