暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0771話
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ザーを放っては数匹の機動兵隊バジュラを消滅させ、同様に数機のメギロートが重兵隊バジュラの懐に潜り込んでは角で腹を突き刺し、あるいは腹の部分を噛み千切っていく。
 質では圧倒的にこっちが有利で、尚且つ量に関しても次第にどうにか逆転しつつある。
 ただ、ランカの歌のせいでバジュラが攻撃的になって的確な行動を取るようになったので、力尽くでバジュラの親玉、クイーンまで辿り着けるというのは色々と甘い考えだったらしい。
 にしても、何故ランカが?
 いや、誘拐された以上は洗脳なりなんなりをされているんだろうけど……それにしても、まさかバジュラと行動を共にするとはな。その辺に関しては恐らくグレイスが何らかの手段をとったんだろうが……

「とにかく、惑星上での戦いは任せるぞ。俺は宇宙の方に向かうから」
『ええ、分かったわ。気をつけてね。……新しい恋人にもよろしく伝えておいてちょうだい』
「そうだな、きっとお前達とは仲良くやっていけるよ。……システムXN起動、転位座標入力。転移フィールド生成開始。……転移」

 光の繭のような転移フィールドがニーズヘッグを包み込み、次の瞬間には周囲の景色が惑星から宇宙空間へと変わっていた。そして、真っ先に目に入ってきたのはバジュラ艦でもあるナイト級バジュラが、その先端を展開して今にも強行型になっているバトル・フロンティアへと……

「させるかっ! メガ・バスターキャノン、発射!」

 その言葉と共に、後部ヒュドラに内臓されているメガ・バスターキャノンから巨大なビームが放たれる。そのビームは、まさに先端を展開していたナイト級バジュラの真ん中を貫通し、更にその奥にいたもう1匹のナイト級バジュラを穿って、2匹同時に爆散させた。そのまま向こうを混乱させないように身体を20代から15歳へと変えてからバトル・フロンティアへと通信を送る。

「こちらS.M.S所属のスカル4、アクセル・アルマー大尉だ。バトル・フロンティア、応答を」

 その言葉の後、数秒して通信が繋がる。現れたのは、グラス大統領との会談の時に新統合軍側のトップとして出てきた人物だ。確かペリオ准将だったか。

『救援感謝する。それで、アクセル大尉。君がここにいるという事は、ホワイトスターとか言ったか。そこと連絡がついたのかね? いや、見た事も無いその機体に乗っているのを見れば、答えは聞かなくても分かるか』
「ああ、問題無くな。現在バジュラ本星ではシャドウミラーとバジュラが戦いを繰り広げている。基本的には俺達の方が有利だが、何しろ相手はバジュラで無数に援軍を送ってくるからな。シェリルの歌に合わせて一気に押し込もうとしたら……あの有様だ」

 ちらり、と視線をこの宇宙空間からでも見える巨大なランカの映像へと向ける。

「そちらで何か情報は?」

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