ライト:本選
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、本物、か」
「前にも言ったがどういうことが解らないな。本物かどうか……戦って見た方が良いんじゃ無いか?」
すると、ペイルライダーが立ち上がり、銃を構える。
「……いや、止めて、置こう。この状態は、不利だ」
すると、太い鉄柱の向こう側を回って、姿を消す。
すぐにそっちを見るが、姿が無い。
「おい、ロード!」
すると、回線が戻ったようにロードが言う。
<ごめん……ライト>
「急にどうした?」
<……>
ロードは黙り、ライトは溜め息を付いた。すると、ペイルライダーが此方に来る。
「サンキュー、ライト。助かった。………あれが噂のデスガンって奴か?」
「恐らくな……ペイル、そろそろサテライト・スキャンの時間だ。あいつの名前を確認しよう」
「お、おう」
ペイルライダーはそう言うと、サテライト・スキャン端末を取り出し、更新を待つ。
更新されたデータが転送され、ライト達はすぐに探す。だがーーーーー
「無い……だと!?」
「んな馬鹿な話があるかよ!!ここには近くに洞窟なんざねぇぞ!!川に入れば俺達にもある程度視認出来るはずだ!!」
ペイルライダーの言う通り、川に入ればライト達にも視認は可能。だが、それすら視認出来なかったと言うことは………
「野郎………幽霊かよ………!」
バギーを蹴り、怒りを露にする。
「ペイル、俺達はこれから奴を追う。大会が終わるまで奴に見つからない所に隠れて……」
「ふざけんな!!お前は約束したろ!!俺と協力するって!!大体、この島に安全地帯なんざない!!」
「……解った。どうしても来る気なんだな?」
「ああ。デスガンだかなんだか知らねぇが、出来るもんなら殺って見やがれってんだ!!」
意気揚々と言うペイルライダーにライト達は笑った。
「全く……標的にされてるのにこんなに意気揚々と言うとは……」
<まさにプレイヤーの鏡だよ、ペイルライダー♪>
すると、ペイルライダーは後ろに乗り込むと、ライトはエンジンを再スタートさせる。
「落ちるなよ、ペイル!」
「軽業師舐めるなって言っただろう!」
ペイルライダーは言うと、ライトはスロットルをフルにして、次の狩り場を探す。
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