地獄の旅団 〜ヘルブリゲード〜
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大樹が士に問う
「さあな
まあ、鳴滝が言っていたとおり時間を操っているのは確かだ
今までに時を止めたり戻したりするライダーは
見たり聞いたことがあるが、
今回はどんなもんだろうか見当もつかない」
「だよね…」
帝都の中心に建つ城、
そこの中で皇帝と大臣は
地獄の旅団と名乗る
五人の男達と話をしていた
「なるほど
では君達はイェーガーズを襲った奴らを
倒すから、その代わりに大金をよこせ…と
そう言ってるのだね?」
大臣が男達に聞く
「ああ、そうだ」
「ふむ…大臣、ちょうどいいのではないか?
イェーガーズの代わりとして彼らを使えばいい」
「そうですねぇ…まあ、いないよりはマシですしなぁ
…いいでしょう
ただし、金を渡すのは成功した時だけです
いいですね?」
「金さえ手にはいればどのタイミングでもいい」
「随分と自信があるようで
素晴らしいですな」
大臣は皮肉のこもった声で言った
「当たり前だ
俺たちはくぐり抜けて来た地獄の数が違うんだ」
「そうですか…では、期待していますよ」
交渉を終えた男達は部屋を出て行った…
「来たか…」
エンペラーのベルトをつけた男が言う
彼の前には鎧とマントをつけた男がいた
「奥の手の力は目覚めたか?」
鎧の男が言う
「いや…まだだ
まだ、感覚を掴みきれていない」
「そうか…まだ時間はある
ただ覚醒した時は…わかっているな?」
「ああ、この世界を変える力を
教えてくれたのはお前だ
望みを叶えることぐらい構わない」
「そうか…それはありがたい」
「最初の目的を達成するまではあと少しだ
だからそれまでは、協力を頼むぞ…アポロガイスト」
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