下忍編
犬猿の仲
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かに笑った。
……
「…みつからない、わねぇ」
ぽつりと、女はそういいつつ、木陰から身を乗り出した。先程から、彼女はとある目的の人物を探しているのだが、その人物が見つからないのだ。
…どうしたものかと思いつつ、大蛇丸は視線をしたに向けた。真下には、大蛇丸と同じく試験を受けている試験生が辺りを警戒した様子で、座っている。
人数は二人…ちょうど大蛇丸が探しているのと同じ数である…のだが、その振るまいから見て、変化の術を使っているわけではなさそうだ。
変化の術を使っていても、どうしようもない違和感というのは存在する。熟練の術者でも、それをなくすのは難しい。
たかが、下忍に出来る筈がない…だが、何故だか大蛇丸の頭が彼らに警報を放つのだ。
数秒の間、大蛇丸はその蛇のような目で二人をにらみ続け、ふっと、力をぬいた。
「まさかねぇ…」
そういって、彼女はその場を足早に去っていく。暫くの静寂のあと、少年と少女が、同時にぽふんっという音共に煙に包まれ、
「いったみてぇだな」
「……よ、よかったぁ」
煙が晴れる頃には、サスケとサクラの二人が、そこにはいた。
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