第五章
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ね。それじゃあゆっくりとね」
「二人でね」
素子はそう彼に言う。彼女は今も自分の胸で彼を引き寄せていると思っていた。彼の顔を見てもやはりそう思っているのだった。
(やったわね)
それを心の中で喜ぶ。
(やっぱり男の子は胸なのね)
しかし彼女はここでも気付かない。大きな胸よりもそれを大きくさせた心こそが大事なのだと。気付かない。
気付いているのは高志だけだった。だが彼はそれをあえて言わずに。穏やかな笑顔で素子の胸の感触をその手に受けながら歩くのだった。静かに微笑みながら
胸は大きく 完
2007・11・19
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