原作前
プロローグなのですよ〜
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ます」
「「「イエイエご丁寧にこちらこそってハァァァァァ!?」」」
男たちが驚くのも無理はない
こんな少女がたった1人で自分たちを潰しに来たなどと笑えない冗談を言い出すのだから
「オイオイ嬢ちゃんなに嘗めたこと言ってんだ?」
「お前1人でギルド1つ潰すってか?冗談はよせや」
「そうそう怪我する前に帰りな」
ある者は怒りを露にし、ある者はその言葉を笑い飛ばし、ある者は取り合おうともしなかった
こんなガキに自分たちが負けるわけないと思ってしまった
「そんなこと言われましてもね〜。冗談ではなくお仕事なので帰るわけにもいきませんよ〜。」
それにと少女は付け足すと男たちに向けて爆弾を投下した
「貴方たち程度なら怪我の心配も無用ですので〜」
ブチッ!
なにかが切れる音と同時に男たちは
「ブッ殺せぇぇぇぇ!!!」
メリエルに襲いかかった
まず手前にいた3人が換装魔法で召喚した武器を片手にメリエルに飛びかかった
しかし
「手荒な真似はしたくないのですが」
メリエルは溜め息をつき
「死ねぇぇぇぇ!!」
「仕方ありませんね〜」
男たちの攻撃がメリエルに当たると思われた瞬間
ズドンッ!
まるでなにかに上から押さえつけられるように男たちは地面へと叩き落とされた
「なんだ!?」
「どうなってやがる!」
「体が動かねぇ!」
男たちの体はピクリとも動かない
まるで見えない重りに押し潰されているように感じる
「無駄ですよ〜。貴方たちでは私に近づく事も出来はしません」
「それなら近寄らなけりゃいい話だ!」
そう言うのと同時にまた数人の男が自分の得意とする魔法で遠距離から攻撃する
「それも無駄です」
しかしその全てが見えない壁に弾き返されて攻撃を放った本人へと跳ね返る
「「「ギャアァァァァァ」」」
男たちは呆然とした
近づけば押し潰され、離れて攻撃しても跳ね返される
これではどう足掻いても勝つことなど出来るわけがない
恐怖に駆られる者たちにメリエルは救いの手を差し伸べる
「抵抗せずおとなしく捕まるというのなら私はこれ以上危害を加える気はありませんよ〜」
言う通りにしよう
そう誰しもが思った瞬間
「狼狽えんじゃねぇアホどもが」
「ゾーラ様!」
現れたのはこのギルドの支配者
鎧を着込んだスキンヘッドの巨漢ゾーラ
「確かに強力な魔法ではあるが所詮1人だ。全員でかかって持久戦に持ち込めば俺らが勝つに決まってる」
ニヤリお口元を歪ませ笑いながらそう言った
「ゾーラ様の言う通りだ!」
「1人で来たのが運の尽きだったな」
勝機が生まれて再び襲いかかる男たちにメリエルは判断を下した
「それではこちらも遠慮なくいきますよ〜」
建物がミシミシと不吉な音を
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