原作前
プロローグなのですよ〜
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ここはある闇ギルドのアジト
「そしたらソイツは言ったんだ!『助けてママッ』てよぉ!」
「「「ギャハハハハハ!!」」」
「助けるわけねぇだろマザコン野郎がよぉ!」
中は酒場の様になっており男たちは酒を飲みながら肴に下卑た話をしていた
今日の肴は先日襲った村の話
男たちにとっていつもの事
村を襲い金目の物や食料は全て奪った
男は殺して、女子供は捕らえ、奴隷として売り飛ばすか、自分たちのお楽しみ用に手元に残した
後はいつも通り美味い飯を食い、酒に酔い、暖かいベッドで寝るかそのまま酔いつぶれる
そうしてまた明日から同じような1日が始まる
誰もがそれを疑ってはいなかった
1人の奇妙な少女が現れるまでは
ズドンッ!
扉が吹き飛び男たちは一斉に警戒を強める
自分たちはお尋ね者、いつ自分たちを討伐するために敵が来るかわからない
男たちが扉がなくなった入り口を見据えるとそこに現れたのは
「お邪魔しますよ〜」
水色の寝癖でボサボサになった髪
体は袋状の物に包まれており顔にはアイマスクという奇妙な見た目の少女
だがそれ以上に奇妙なのは体が浮いている事である
その事から少女は魔導士であることが窺える
「オイオイ嬢ちゃんここがどこかわかってんのか?」
「泣く子も黙る闇ギルド逆さ吊りの死者のアジトだぞ!」
「・・・・」
すぐさま少女を取り囲み男たちは脅しかけるが少女はなにも言わない
「オイオイなんだ?ビビって声もでねぇーのか?」
「なんとか言えや!」
反応を示さない少女にイラついた1人の男が胸ぐらを掴み上げると
「Zzz」
鼻提灯を出して気持ち良さそうに眠っていた
「「「起きんかーい!!!」」」
「ふわっ!」
男たちが耳元で大声を出した為か鼻提灯はパチンッと割れて少女は驚いて目を覚ました
「・・・」
「「「・・・」」」
「どちら様でしょうか〜?」
「「「こっちの台詞だバカ野郎!」」」
少々お待ち下さいm(__)m
「それでは皆さんは闇ギルドの構成員で此処はそのアジトと言うことですか〜」
「そう言うことだ」
少女に自分たちは誰で此処がどこかの説明を終えた男たちはどこかゲッソリとしていた
なにせこの少女、話の途中で寝るのだ
そしてそれを起こしまた同じ説明をしてとそれを何度も繰り返す
男たちもすっかり気力を削ぎ落とされた
「それで?テメェは一体どこのどいつだ」
「おぉ!私としたことが自己紹介をすっかり忘れておりました〜」
それでは改めましてと前置きを置いて少女は名乗った
「私の名前はメリエル・ヨークシャー」
「妖精の尻尾に所属する魔導士で貴方たちを壊滅させに来ました〜!どうぞよろしくお願いし
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