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『自分:第1章』
『文化祭U』
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、ユウから。急に居らんなった理由とか、あのチビにヤラレよった事とか...色々と...』

『...そっか。でも、今、涼君の本当の姿が見れて、前より近付けて、それがごっつい嬉しいよっ♪』

『変わらんよ〜!前はユウの...ってのもあったし、あんま話しかけても...って感じやったし』

『そぉなんや、なんか冷めてるってゆうか大人ってゆうか...ユウに1回聞いたし、涼君ちって普通の家庭?って。もしかしたら苦しんだりしてるんかなって。』

『いやいや!至って普通♪』

『うん、安心した♪』

『考え過ぎよ〜、大体、女と話すこと自体が苦手やし...』

『でも絶対モテてたやろ?』

『ケバい姉さんに囲まれて怖い怖い!』

爆笑♪

『嫌われてるワケじゃなかったなら良かった』

『嫌いとか思たこと無いし!おもしろいし優しいし話しやすいし話聞いてくれたり、むしろ...!!!』

涼君が止まった。
自分達は向かい合って座ってた。
涼君は、真ん前...つまり零那の後ろを見て止まってた。

振り向いたらユウが怖い顔して立ってた。
涼君は、何も言わず止まったまま。


『ごめん!ユウ。ビックリさせよ思て、涼君に内緒にしてもろてたんよ!』

『...樹が言いに来たわや!』

『涼君が、そのうち噂聞いてユウなら来てくれるやろぉって』

『もぉええよ涼、面倒見てくれててありがと!』

なんかトゲある...

『じゃあ俺、樹とこ戻るわ!ありがと零那さん!』

『こちらこそ!またね!』

『うん♪ユウ!後で!』

『おう!』


涼君は颯爽と走り去った。
ユウは不機嫌。
久々やのに。
やっぱイヤなんやん。
やっぱ迷惑なんやろ...

『やっぱ結局来られたら迷惑なんやん。そりゃこんなヤンキーが女とかイヤやわな。あんたは普通の真面目な高校生やし。無理あったんやろな最初から。』

『そっちちゃうし!何で言わんのん!ビックリさそ思てとかヤメろや』

『あんたかて黙って来たりしたやんか!何言うてんの!』

『俺は他の女と会って無い!』

『...は?...涼君の事?...キレる理由そこなん?』

『当たり前だろ!』

『いや!ごめん!当たり前とか言われても理解できんわ...自分、涼君と長年の友達なんだろ?零那も何回も一緒に遊んでるし、嫉妬とかなら引くよ!涼君に失礼やと思わんわけ?え、零那がおかしい?信用してる友達に嫉妬するんて普通?零那無理。』


知らん奴にナンパされて仲良く話してるなら、キレられても仕方ないやろうけど...
それに、皆と一緒は良いけど2人で話すのは無理とか...正直めんどい。
2人っきりの空間なワケちゃうし。
体育館やし人いっぱい居
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