武装選びと選手登録
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に俺とキリトもつられて笑みを浮かべる。
「ねぇ、もっと・・・もっと飛ばして!」
「了解、しっかり掴まってろよ!!」
俺はギアをトップに蹴り混み、速度を上げる。
後ろからは少女の歓声が聞こえ、俺はその声に再び笑みが溢れた。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
総督府手前の階段に三輪バギーを停め、シオンたちは少女に連れられて総督府の中に入っていく。中では大画面のパネルモニタに《第三回バレット・オブ・バレッツ》のプロモーション映像が迎えてくれた。しかしその映像に関心している暇はなく、シオンたちは直ぐ様エントリーするための巨大なマルチ端末の前に導かれた。
「これで大会のエントリーをするの。よくあるタッチパネル式端末だけど、操作のやりかた、大丈夫そう?」
「問題ない」
「やってみます」
「ん。私も隣でやってるから、解らなかったら訊いて」
そう言って少女は端末に向かった。二人は小声で礼を言ってから入力に取りかかった。
入力しているなか、シオンがキリトに小声で声をかけた。
「キリト」
「何だ?」
「この名前とかの欄は全て空白にしろ」
「何で?」
「あくまでも予想だが、死銃は住所を知っているプレイヤーを狙っている。ここで下手に個人情報を晒すのは得策ではない」
「わ、分かった・・・」
渋々答えたキリトは、どうやら一番上に書いてあった但し書きに書いてあった賞品に揺らいでいたらしい。それを知っていたシオンはキリトに待ったをかけ、なんとか踏みとどめた。
入力を終了すると、シオンは自分がどのブロックに入ったか確認した。
シオンが入った予選ブロックはEブロック、番号は27。
「終わった?」
「ああ、予選ブロックも確認した」
「どこ?」
「Eの27番だ」
「Fの37番ですね」
「私はFの12番だから・・・良かった、黒髪の君とは決勝で当たるわね」
「良かった?」
少女の言葉にキリトは首をかしげる。
「予選トーナメントの決勝まで行けば、勝ち負けにかかわらず本戦のバトルロイヤルには出られるの。だから、私たちが二人とも本戦に出場できる可能性はゼロじゃないわけ。でも、もし決勝で当たったら、予選だからって・・・手は抜かないけどね」
少女の言葉にキリトは笑顔で答える。
「ああ、なるほど。もちろん、当たったら全力で戦いましょう」
「もちろん、貴方もね」
「ほう、俺にもか・・・」
「貴方には面白いものを見せてもらったからね、そのお礼よ」
「これまた、どえらいお礼だこと。だがまあ・・・」
シオンは少女の言葉に拳を突きだして答える。
「そ
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