第二十五話 エックスSIDE FINAL
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本来の姿に戻っていた。
エックス「(そうか…レッドのDNAをコピーしていたのか……)」
叩きつけられ、動くのもままならぬアクセルにエックス達が駆け寄る。
エックス「アクセル!!」
ゼロ「起きろ、アクセル」
エックス「大丈夫か?」
エックスが手を差し出しながら尋ねると、アクセルは俯き、微かに笑い声を零した。
アクセル「…上手くいったでしょ?エックス」
悪戯っぽい子供の声。
しかし、上げられた顔には、どこか儚い憂いを帯びた笑み。
アクセル「…僕のこと認めてくれた?」
翡翠の瞳をじっと見つめる。
エックスは一瞬目を見開いたが次の瞬間、苦笑した。
エックス「…当たり前じゃないか」
苦笑と共に返された言葉にアクセルは笑みを深くした。
こうしている間にも宮殿が崩壊していく。
ゼロ「立てるなら急げアクセル。ルインとルナが負けるとは思えないが、万が一のこともある」
エックス「ああ」
アクセル「そっか…2人があいつらを抑えてるんだったね…」
2人が一度戦った相手に負けるとは思えないが、あの四人もシグマにも劣らない実力の持ち主だ。
人間素体型の特性である“成長”する能力を持っているため、下手をしたらシグマよりも厄介な相手だ。
エックス「行くぞアクセル」
アクセル「…うん」
そして墓場を思わせるような場所でルインとルナは四天王を抑えていたが、震動が強くなっていくことに焦燥を覚えた。
ルナ「やべえな、ここはもう長く持たない。早く脱出しねえと…」
ルイン「うん、分かってるよ。やっぱり4対2っていうのは欲張り過ぎだったかな?」
ルナ「まずはエックス達と合流しなきゃな…」
ルイン「…その前に彼らが見逃してくれるならの話だけどね……」
ウェントス達に背を向けた瞬間、破壊されるのは目に見えている。
ルナ「(ルイン…俺が目潰しをするから目を閉じろ)」
ルイン「(…分かった)」
ルナ「…トランスオン!!」
光が空間を支配し、ウェントス達の視界を塞ぐ。
そしてウェントスに変身したルナはルインを抱えて脱出した。
ウェントス「チッ!!」
イグニス「逃したか…」
テネブラエ「このまま、ここにいるのはまずい。我々も脱出するぞ」
グラキエス「OK」
ウェントス達もクリムゾンパレスから脱出した。
エックス達とルイン達
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