マクロスF
0769話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
うが、それでも一時的にこちらの態勢を立て直す事くらいは出来る筈だ」
『うわっ、気持ち悪いな。生々しい程に生物風だ。……本気でビームとかミサイルを体内から発射してやがる。どうなってるんだ?』
『虫くらい何だ、気持ち悪い敵ならアクセルの世界で散々体験してきただろうが』
バジュラとメギロートの戦いを見ていたムウが気持ち悪そうに呟くと、それを叱咤するかのようにイザークが呟く。呟くのはいいんだが……それって何も知らない奴が聞いたら、色々と誤解しかねない台詞だぞ。
『ムウとイザークは元気が有り余っているようだな。ならお前達2人は左翼から回り込んで敵の横腹を突け。ギルフォード、エキドナ、ムラタ。お前達特機組は重兵隊バジュラとやらの相手を頼む。背中の角のような物から放たれるビームは威力が強いらしいので、その辺は注意しておくように。レモン、スレイ、オウカ。私達はそれぞれ量産型Wのシャドウとメギロートを指揮しつつ戦線を押し出すぞ。敵と戦うにしても何にしても、こうもゲートの側で戦うのは嬉しく……っ!? アクセル!』
その瞬間、コーネリアが何かを言う前に俺はニーズヘッグを動かしていた。
VF-25やYF-29とは違い、俺の反応速度についてこられる機体だったからこその動き。
偶然にもシャドウの隙間を縫うようにして放たれた重兵隊バジュラの重粒子ビーム。放っておけばゲートへと命中しただろうそのビームの前に機体を出したのだ。
「各種防御フィールド、全開!」
いちいち操作をしなくても、T-LINKフレームが俺の意思を感じ取って各種バリアを展開していく。
まずはテスラ・ドライブを使ったEフィールドによってかなりの威力を減衰させられた重量子ビームは、それでもEフィールドを貫き、次の防御フィールドでもあるG・テリトリーへと命中。グラビコン・システムにより発生した重力フィールドに命中し……結局そのまま貫く事が出来ずに霧散する。
ふぅ、さすがに重兵隊バジュラだな。Eフィールドは抜いてくるか。
それでも2層目のG・テリトリーで攻撃を防ぎきったことに安堵の息を吐きつつ、機体の操縦を思い出すかのようにニーズヘッグを浮かび上がらせる。
テスラ・ドライブ、T-LINKフライトシステムの両方が備わっているツイン・ドライブは全く問題なく起動し、俺がこのマクロス世界に転移する直前にニーズヘッグに増設された機体後部のエナジーウィングが念動力により出力を制御された状態で構成される。
片方の翼が5枚のエナジーウィングで構成された翼が2枚。それらの推進力を使い、シャドウの間を縫うようにして前線へと躍り出る。
「はああぁぁぁっ!」
そしてこちらへと重量子ビームを放った重兵隊バジュラの横を通り抜け様にエナジーウィングの外側に作り出されたエネルギーフ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ