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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十八話
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が寝ててどれぐらい経ってて…皆はどこに…?」
「主様が意識を失って今は三日目だ。皆は今…世界樹の上空に現れたジルディアの大地『エラン・ヴィタール』への突入に向けてホールで話し合いをしている所だ」
立ち上がった際、少しふらついてしまうが、ヴォルトに支えられてなんとか立ちヴォルトに礼を言って皆の事を聞くと、ウンディーネが僕を見ながら静かに言った。
「『エラン・ヴィタール』…か。皆ホールに居るなら、ちょうどいいし…僕も行こうか…」
「主…目覚めたばかりなんですし、あまり無理は…」
「二人のおかげでもう大分大丈夫だからいいんだよ。二人とも…ありがとう」
僕の言葉にヴォルトが心配気な表情でそう言ってき、僕は二人に出来る限りで笑ってそう返す。二人はいまだに心配気な表情を見せるが、先にウンディーネが小さく溜め息を吐いて口を開いた。
「…やれやれ…契約してさらに分かったが…余が気に入った者は余程の無茶ものらしいな。ヴォルト…余達は余達で主様が立てるように全力で主様の身体の補助をして支えればよい」
「…そう、ですね。…主…私は主にはいなくなってほしくはありません。だから…無茶はしないでください」
「うん…ごめんね、二人とも」
「はは…何、謝礼は仕合で構わんよ」
「…主…お気をつけを…」
二人の言葉を聞いて僕が少し苦笑して頭を下げると、ウンディーネは小さく笑ってそう言って光となり、ヴォルトは一度僕にギュッと抱きついた後ウンディーネ同様に光になり、二つの光はそのまま僕の中へと消えていった。
「…ふぅ…本当…迷惑かけるね、二人とも…」
僕は申し訳なさげにそう言葉を出すと、ゆっくりとした足取りでホールへと向かった。
…出来る限り…皆に気付かれないようにしないとなぁ…。
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