蟻と付く割に白蟻はゴキブリの仲間な第2話
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イネスの授業による才能の強化授業。英霊による鍛錬。取り敢えず、時計塔の魔術師連中が聞いたら発狂すんじゃね?』
「そうだな。魔術的な実力は私も雁夜も、士朗君にはまだ負けないだろう。だが、総合的な実力はこの場に居る面子の中では、士朗君は4番目だ。正直、今の士郎君の本気を止められるのは、キラ殿、英雄王、エルキドゥ様だけであろう」
「そ、そうなんですか? で、でも俺、剣術じゃアルトリアさん達に勝てないし、魔術の才は凛達に劣るし、八極拳は綺礼に劣るし、錬金術はイリヤ姉や母さんに劣るし、傭兵術もナタリアさんや父さんや舞弥さんに劣るし、魔術の錬度は時臣さんやケイネスさんに劣るし、知識はウェイバーさんに劣るし、分割思考の数は師匠より少ないし、魔力量は――――
『やかましいわ。鬱クラッシャー!』
――――ぶれいどわーくす!?」
暗い雰囲気を纏いつつ鬱って行く士朗に、向かいに座っていたキラがボールを相手のゴールへシュゥゥゥーッ!! 超! エキサイティン!! した。
「い、行き成り何するんですか師匠!」
『このバカチンが。お前が負けたのは全部相手の土俵の上でだろうが。それに、時臣も言ったはずだぞ? 本気を止められるのは俺とギルとエルだけと。お前程の実力者が自分の事弱いとか言ったら此処に居る殆どが弱いって事になるんだぞ?』
「そ、それは……」
『まぁ、俺からの説教はこれぐらいにしといてやる。精々後ろの四人から生きて開放されることを祈るんだな』
「え"!?」
絞り出した様な声を上げ、ギギギギと、壊れた歯車の様にユックリと後ろを見る士朗。其処に居たのは……
「あら、どうしたの士朗。そんなに驚いた表情して」
「せんぱぁい、何でそんな青ざめた顔してるんですかぁ? クスクスクス」
「リン、サクラ、笑顔が怖いわよ?」
「イリヤさんに同意するよ。士朗先輩には同情しないけどネ」
あかいあくま、くろいあくま、しろいあくま、ちゃいろいあくま。イイエガオをした四人が立っていた。
「あ、あの師匠。因みに助けてくれるなんて事は」
『するはずが無かろう。自分で蒔いた種だ、自分でどうにかしろ』
「デスヨネー。でも死ぬ訳にはいかないんだッ!」
「「「「あっ、まてぇーー!!」」」」
逃げる士郎。追いかける四色の悪魔。残ったのは「またか」と言いたげな表情の英霊と親達。
「はぁ、またですか。シロウの自業自得とは言え、流石にアノ状態の4人相手の追いかけっこは遠慮したいですね」
『ぴんくいあくまときんのあくまとあおいあくまときいろいあくまが加わって無いだけマシじゃね? 士朗は男だから聖骸衣でバシューっとフ
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