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(仮称)Fate/Irregular night
蟻と付く割に白蟻はゴキブリの仲間な第2話
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を召喚しろ。イリヤはこの触媒を、白野はこの触媒を使って召喚の儀を行え。凛、悪いが、最悪お前は触媒無しで召喚をして貰う事に成る。理由は簡単。英霊が決まらないのと、お前さんが五人の中で一番運が良く、悪運が強いからだ』
「………分かったわ。キラが――師匠が言うなら、私達から文句は無いわ」
「俺も文句は無いぞ、師匠」
「私もです」
「わたしも〜」
「自分も文句は無いよ、師匠」


 真面目な表情と雰囲気を醸し出し、決定を告げるキラ。そして其れをさも当然の事のように受け入れる凛達。父親3人は、自身の子供(娘と義娘と義息子)が立派になったと痛感する。目尻に光るものが見えたのは錯覚ではない筈。


『とは言え、凛の召喚の儀は一番最後だな。ひょっとすると、凛の分までサーヴァントを拵える事が出来るかもしれん』
「あら? 別に私は触媒無しでも良いのだけれど?」
『お前が其れで良いなら別に構わんのだがな。…………ん? まてよ? 一刀を喚ぶならクラスは恐らくはランチャー。……ふむ、一刀のゲイ・ボルクを触媒にしてクー・フーリンを喚ぶのも有りだな。みこーん!と来た』
「クー・フーリン……ケルト神話の大英雄か。伝承での最期は、半身が麻痺した状態でゲイ・ボルクで心臓を貫かれながらも、溢れた自らの内臓を水で清めてから腹の中に戻し、石柱に自らを括り付けて立ったまま息絶えたとされる。だったっけか?」
『流石士朗。伊達に英霊と生活してないな。其処まで詳しく勉強してたとは驚きだぞ』
「魔力量や技術とかが他のイリヤ姉達より劣ってるのは俺自身自覚してるからな。ならそれ以外の方面を伸ばして、補えば良いと思って図書館とかに置いてある伝記本とかを読み漁って覚えたんだ」
『何を言ってやがるか。お前の魔力量や技術が劣っているのは事実だ。だがな、総合的な実力は5人の中で飛び抜けて高いのは士朗、お前だぞ? この事は凛達4人を始め、時臣や雁夜と言った親達、ギル達英霊も認める事実だ』
「いやいや、そんなわけ無いだろ師匠」
『所がそんな訳有るんだ。士朗、確かに貴様は、五代属性の魔術では五大元素使い(アベレージ・ワン)の凛に、錬金術ではイリヤに、魔力の量・質では桜に、補助魔術では白野には勝てないだろう。だがな、貴様は其れを補って余りある才能と実力が有る。【火】【水】【風】の三属性持ち。魔術回路270本。高速思考及び4つの分割思考。雁夜に次ぐ強化の実力。起源【武器】によって強化され、他の者の扱う其れとは一線を画す投影魔術。璃正直伝の八極拳。死徒二十七祖第十一位と第十八位の2体を完全に浄化しきる浄化の力。綺礼直伝の洗礼詠唱。イリヤに次ぐ実力のアインツベルンの錬金術。騎士王と二十合打ち合える武力。解析と究明の魔眼。ナタリア、切嗣と同じフリーランスの封印指定執行者。ウェイバーによる才能発掘。ケ
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