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(仮称)Fate/Irregular night
蟻と付く割に白蟻はゴキブリの仲間な第2話
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り得る英霊が少な過ぎて何とも言えないのですが、マーリンは喚べないのですか?」
『お前らからその案が出るのに驚きだが、却下だ。あの爺さんが現界してみろ、現代の神秘秘匿なんて無視して魔術使ってイタズラしまくるぞ? てか、アイツは死んでないだろ。樹木になっただけで』
「……言われてみれば、そうでした」
『そういうこった。次』
「ふむ、インドの施しの英雄等良いのではないか? どうにも、その者は我や騎士王等に匹敵する程の大英雄だそうではないか。それに、我が宝物庫に原典の無いだろう鎧と槍にも興味がある」
『お前最後のが本音だろギル。エル、何とか言ってやってくれ』
「僕としては、ギルやキラみたく聖杯に対する願いが無い英霊なら誰でも良いから、特に反対ではないんだけれども。取り敢えず、神性持ちならやりやすいかな」
『いや、そういう意味では無く……いや、良い。神性云々についてはまだ分からんから保留。次』
「ネロ・クラウディウスはどうでしょうか」
『却下だド阿呆。あれか? 皇帝だから優雅だろう的な考えなのかお前。ネロは一流の英霊だが、喚んだらガキ共と嫁さん達が貞操の危機に陥るぞ? アイツは美少年、美老年、美少女等の美人が好きなバイセクシャルだからな。ひょっとしたらこの場に居る全員がアイツのストライクゾーンに入ってるかも知れんぞ? そうだとしたらアイツ、狂喜狂乱でぶっ壊れるぞ? それに、アイツはアルトリアに似てるから、アルトリアがオワコン呼ばわりされるかも知れんぞ?』
「私がバカにされるのですか!?」
「お、落ち着いて下さい王。流石に今の話を聞いて尚、喚ぼうとは時臣氏も言わないでしょうから」
「どうなんです? 時臣氏。王を侮辱される訳にはいきませんので、まだネロ・クラウディウスを喚ぼうと言うなら、私とランスロットとモードレッドとベディヴィエールの宝具が火を吹きますよ?」


 そう言って、具現化した自身の宝具、『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』を構えるガウェイン。そしてガウェイン以外の円卓の騎士3人が引き攣った苦笑いの表情で諌める。


「いや、オレとランスロットとベディヴィエールを引き込むなよ。いやまあ、今の話を聞いて尚、喚ぼうとしてるなら、混ざるのは吝かじゃないんだがなぁ。な? ランスロット」
「えぇ。まあ流石に今の話を聞いて喚ぼうとは時臣氏も思いますまい。何せ娘の貞操の危機かもしれませんからね。間桐家と衛宮家の親御さんと遠坂葵殿は揃って止めにかかるでしょう」
『その前に宝具使って脅す事にツッコミを入れなさい。唯でさえ円卓の騎士の武具型宝具はランクが軒並みA+以上なんだ。ンなもんをこんな所で使われたら衛宮邸が消滅するっつーの。ブリテン組は放置で、次』
「そうだな………玉藻前、とか?」
『ド阿呆か雁夜。聖杯戦争は魔術
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