暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
第二十三話 エックスSIDE8
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ま返事をする2人。
笑うのを止めて、アクセルはエックスに問い掛ける。

アクセル「エックス、久しぶりの大規模戦闘だけど大丈夫なの?それにパワーアップパーツは?」

エックスはグライドアーマーを装備している。
父が自分に遺してくれたアーマーがあるのだから不安になる要素などない。

エックス「はは…そんな物はないよ」

アクセル「ええ!!?それじゃあ、そのアーマーでパワーアップしただけ!!?」

エックス「そうだ。でもパワーアップパーツは今の俺には必要ない。俺の強さは心の中にあるから、だから大丈夫だ」

アクセル「ふ、ふーん…」

ルイン「……」

ルナ「アクセル!!後ろから敵だぜ!!」

ウェントスに変身し巨大メカニロイド、モルボーラからの攻撃をかわす。

ルイン「あのメカニロイド…軍事用メカニロイドと比べても遜色はないね」

ゼロ「来るぞ!!」

モルボーラが突っ込んでくる。
狙いはアクセルだが、エックスが間に入る。

エックス「チャージショット!!」

エックスのフルチャージショットがモルボーラの突進を止める。

アクセル「あれが…エックスの力…」

ルナ「マジで強くなったなエックス。エックスのチャージショットはあんなとんでも威力じゃなかったのにな」

アクセル「そうなの?」

ルナ「ああ、グライドアーマーのパワーアップを差し引いてもな。」

エックス「アクセル!!先に行くんだ!!」

モルボーラにエクスプロージョンを喰らわせながらエックスが叫んだ。

アクセル「で、でも…」

ルイン「ここは私達が食い止めるから、ルナ、アクセルをお願い!!」

ゼロ「早く行け、お前はお前の決着をつけろ。どんな過去だろうとお前自身が乗り越えるんだ」

エックス「行くんだアクセル。君の信念に従って突き進むんだ!!」

ゼロとエックスの言葉にアクセルはハッとなる。
ルナと目配せし、2人はハイウェイを駆け抜けた。

ルイン「それにしても意外」

エックス「何がだ?」

ゼロ「ルナと一緒とはいえ、アクセルを先に行かせたことだ」

ゼロもルインと同意見だったらしく、エックスを見遣った。

エックス「心外だな、俺だって信頼してるんだよ。彼のことは」

ルイン「ふふ…だろうね、アクセルは昔のエックスにそっくりだもん」

ゼロ「ああ、無茶をするところは特にな」

エックス、ルイン「「それはゼロには言われたくない」」

見事に言い返されたゼロは苦虫を噛み潰したような顔をする。
モルボーラが突っ込んできた。

エックス「…ギガクラッシュ!!」

凄まじい威力を秘めた波動にモルボーラは飲み込まれ、完全に粉砕された。

ルイン「急ごう!!」

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