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僕の恋物語
いきなり凛にバレてしまいました…。

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僕は 家に帰った。

「ただいま」

僕はなにごともなかったようにただいま と言った……つもりが。


「おっかえりぃ お兄ちゃん ん? なんか…お兄ちゃん顔がにやけてるよ?」

「へ? い、いや気のせいだろ」 僕は意表を突かれ言葉に詰まってしまった。

「ははぁん? さてはお兄ちゃん、なにかあったね?」 と。 凛はにやにやしながら聞いてくる。

「うぐっ…だ、だからないって ほ、ほらご飯作るから」 僕は、誤魔化して行こうとした。

「あっ ご飯ならもう私が作ってあるよん♪」

「な、なら冷めないうちに食べよう」

「あっ 誤魔化したねぇ まぁいいよ ご飯の時聞いちゃうから」

そのあと、僕は凛に質問攻めされた…。

「はぁ………。」 僕はお皿洗いをやりながらため息がでた。 もちろん凛はお風呂だ。


「先輩が…吸血鬼…それを僕に話してくれた…なんでだろ…。」

僕はぼーっとしながら洗い物をしていたら いつの間にか凛がお風呂からあがって僕の顔を覗くようにみていた。

「ねぇ 先輩が吸血鬼 ってどういこと?」

「……へ? い、いや! 今のはその…違うんだよ…」

「ふぅん …私に隠し事できると思ってるのかな? お兄ちゃん」

「うっ……」

「もう…秘密、 なんでしょ? でも私に聞かれた、それがマズいんだよね? それなら大丈夫だよ 私は誰にも言わないそれは約束するよ。」

「頼む…よ? 本当はバラしちゃダメだから…。」

僕は凛に今日あったことを話した。もちろん全部ではなくかいつまんで。もちろん 本名を隠して。

「へぇ 桜先輩って吸血鬼だったんだ どうりで美人なわけだね。」

「う、うん…でもこれはほんとにダメだよ…? 言っちゃ…」

「あいあい わかってるよん 」 凛はニコッと笑った。

「ありがとう、凛。 凛が妹でよかったよ」

「なっ?? い、いきなり何言ってるのお兄ちゃん」 凛は顔を赤くして僕に言ってきた。

凛に話したあと僕は部屋に戻って、少し考え事をしてから眠りについた。

その次の日 つまり日曜日 僕は今までにないほどの幸せな気持ちになるとも知らずに。
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