龍達の敵 デスドラグーン&万魔を欲すヴェラナート
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「お前がヴリトラの匙元士郎で良いんだな?」
男が俺に尋ねて来る、俺に聞いてくるって言う事は目星が付いてるんじゃないか。
「だったらなんだ」
「そうか、ならこれから戦ってくれや・・・俺とな!!」
そう言ってチンピラ男が槍で猛スピードで突いて来た、それを紙一重で躱す、そのまま男は槍を横に薙ぎ払ってきたから、俺は槍の間合いから抜け躱す。
「「匙!?」」
「おっと、お前等の相手は俺だ」
学者風の男は銃を構え、周りに小型の機械を浮かべ引き金を引く。すると周りの機械も援護射撃を始め、仁村と巡は車の陰に隠れる。
「これでも、喰らえ―――」
巡が備品を持ち上げ、学者風の男に投げつける。
「フン、粗末な策だ」
学者風の男は鼻で笑い、今まで単発で放っていた光弾をレーザーの様に照射して両断する。
「もらった!!」
バイクを囮に巡が学者の側面から攻撃を仕掛ける。
バチン、巡の攻撃はバリヤの様な壁に阻まれ届く事は無かった。そして攻撃が防がれた瞬間、巡の足から血が噴き出した。
「がぁあ」
巡が倒れ込む、その背後に学者の機械が浮いていた、あの機械が巡の足を討ち抜いたようだ。
「だから言っただろう、粗末な策だと」
学者はそう言って、足を撃たれて動けない巡の頭に向かって引き金を引いた。
「ソーナ・シトリさまの『騎士』一名、リタイア」
「っ!?」
巡がリタイアしても戦いは続いている、槍を回避し続けていた俺だが足が動かなくなった、確認すると肉塊の様な物が足に纏わりついていた。
「余所見してんじゃねーよ」
男が俺を殴り飛ばす、とんでもなく強え一発だった、意識も飛びかけたでも会長の為に負けられね。俺は咄嗟に男とラインを繋ぐ。
「ち、おいテオ!!テメェ何俺の戦いに手ぇ出してんだ!!」
男がもう一人の方に怒鳴ってる、さっきのはあっちの仕業か。
「彼にさっさとラインを繋げて欲しかったんだよ、ヴリトラとヴェラナート、どっちが上か俺も技術者としてとても興味が有る、観察して結果を母さんに報告しなきゃならないんでな」
悪びれることもなく言ってのける学者風の男に槍の男が睨みつける。
「この―――」
仁村が猛然と突撃をしかけるが。
「弱いな」
そう言って男が、パチン、と指を鳴らすと床や壁から触手の様な物が生えてきて仁村を拘束する。そのまま銃を仁村に向ける、そしてバュウン、二村の頭を光弾が打ち抜いた、そして転送されて行った。
『ソーナ・シトリさまの『兵士』一名、リタイア』
残酷なアナウンスが聞こた、負けられねえ、こんな所で負けられるか!!
繋げられるラインを全て繋げる。
「ようやく本気か、それじゃコイツを使うとするか」
そう言って男が槍を掲げる、槍が黒い炎纏い始める、その瞬間から俺
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ