暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0768話
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辺の事に関しては、今回の件が終わった後でエザリアと一緒に相談する事になると思う」

 俺の言葉に、レモン達4人がどこかジトリとした視線を向けてくる。

「どうした?」
「アクセル、貴男が消えてからエザリアがどれだけ苦労したと思ってるのよ。ギアス世界、SEED世界、ネギま世界を相手にしての交渉でかなり消耗していたのよ。正直な話、魔法球が無ければどうなっていた事か……」

 ため息を吐きながら呟くレモン。
 あー、これは本当に色々な意味で迷惑を掛けたっぽいな。後できちんと礼を言っておいた方がいいだろう。

「正直、こっちでもこの1年半で色々とあったのよ。もっとも、それを話すにはちょっと時間が足りないけど……でも、惑星規模の戦い、か。惜しかったわね」

 マリューが小さく肩を竦めてレモンへと視線を向ける。
 その意味ありげな視線が気になり、エアカーを運転しながらレモンへと視線を向けるが……

「ま、そうね。もう3ヶ月程度の時間があれば完成したんだけど……さすがに無理は言えないわ。それに、アクセルがいないというのもあって魔法球を極力使わないようにしてたんだから」

 そちらもまた気になる。……が、それを尋ねようとした丁度その時、エアカーは格納庫へと到着する。
 ま、詳しい話はこの戦いが終わってからだな。恐らくは既にゲートの付近では量産型Wやメギロートがバジュラとの戦いに行っているだろう。こっちが押されるような事は無いと思うが、それでも少しでも早く援軍に行くに越したことは無い。
 格納庫の中で俺を見て驚きの声を上げている技術班を尻目に、レモンの指示に従って奥の方へと向かって行く。
 やがて格納庫の最奥。そこに存在していたのは、俺のもう1つの身体とも言える黒と赤の機体。6枚のバインダーと、その背にはエナジーウィングの発生装置。正直、どこからどう見ても正義の機体には見えず、悪の側の機体にしか見えない。 
 いや、俺が大魔王とか呼ばれているのだと考えれば、相応しい機体と言えるだろうな。
 PS装甲未展開の今の状態ではその機体色は薄い赤だが、1度起動すれば、その戦力はそれこそバジュラ本星にいる全てのバジュラを相手にしてもやり合えるだろう戦力を持つ、技術班が持つ技術の全てを結集して作り出されたシャドウミラーの象徴、フラッグシップ機。嘲笑する虐殺者の異名を持つ機体、ニーズヘッグ。

「……待たせたな」

 俺にしては半年ぶりになるが、向こうにすれば1年半ぶり。そんな風に思いながらその装甲へと触れると、気のせいかもしれないがどこか不機嫌な様子を感じた。

「アクセル!」

 そんな声が響き、我に返る。
 声のした方へと視線を向けると、そこにはレモン達4人以外にもムウ、イザーク、ムラタ、ギルフォード、エキドナといった馴染み
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