マクロスF
0768話
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になってるのやら。
エアカーに乗り、少し窮屈だがレモン達4人にも同乗してもらう。
影のゲートで移動すれば一瞬だが、それだと事情説明が出来ないからしょうがない。
「俺が転移した世界は取りあえずマクロス世界と呼んでいる。まぁ、大まかに言えば地球から旅立った移民船団の中に転移した訳だ。その船団の名前がフロンティア船団。そのフロンティア船団に、バジュラという虫みたいな宇宙生物が攻撃を仕掛けて来ていてな。で、そのバジュラの本拠地と思しき惑星を見つける事が出来た訳だ」
「……虫、ねぇ」
レモンのその言葉に、スレイが微かに眉を顰める。
「あまり虫とかは好きではないのだが」
「それは他の者とて同じだろう。それでアクセル。具体的にどんな虫なのだ?」
スレイを窘めるようにして尋ねてきたコーネリア。この辺はさすが実働班を率いている身といったところか。
「基本的に前線に出て来るのは、30m近い大きさの重兵隊バジュラ。これは背中から角が生えていて、そこから放たれるビームは向こうの世界の宇宙艦を1撃で撃破出来る威力を持っている。他にもミサイルや弾丸を体内で生成して撃つ事が出来るな。基本的に赤い体色をしているから、分かりやすいはずだ」
「……ビーム? 虫なんでしょ?」
思わず言葉を挟んだのはマリュー。だが、そんなマリューにレモンは小さく肩を竦める。
「OGs世界でマリューも色々な敵を見て来たでしょ? あれを知ってれば、虫がビームを放つくらいで驚く必要も無いと思うけど」
「……そう言えばそうね。話を遮ってご免なさい。続けて頂戴」
「次は機動兵隊バジュラ。大きさは15mから20m程度と、大体PTやAMと同じくらいの大きさだと思ってくれればいい。こっちも重兵隊バジュラ程に強力ではないがビームとミサイルを撃ってくる。それと、尻尾の刃を使った近接攻撃だな」
「PTやAMと同じくらいとなると、メギロートと区別が難しいか?」
「コーネリアの言いたい事も分かるが、向こうは完全に生物だからな。メギロートという存在を知っている俺達なら、間違う事は無いと思う」
「俺達? その言い方だと……」
俺の言葉尻を捉えたレモンに頷きを返す。
「ああ、今回の作戦に関して出るのは俺達だけじゃない。フロンティア船団の戦力もこちらに歩調を合わせるようにして動く」
「……私達の戦力だけじゃ手に余ると?」
「いや、確実にシャドウミラーの戦力だけでどうにでもなる程度の相手だ。だが、幾ら何でも俺達だけでバジュラを倒して、その漁夫の利を得て移住……何て真似は色々と外聞が悪いだろ? だからこそだ」
「なるほど、つまりこちらが配慮してもいい相手という訳ね?」
「そうなるな。能力的には若干物足りないところもあるが、人柄という意味では信頼に値する。その
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