第六話 石川大尉!!合気道でも勝つ!!その四
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「いや、俺達もですよ」
「ああしてです」
「ハーレム持ちますよ」
「絶対に」
「浪漫を適えるのだな」
「それで今はです」
「まゆゆさんです」
この人だというのだ。
「今回も勝ってです」
「ボーナス貰いますから」
「渡辺麻友さんの写真集」
「あのお尻ゲットします」
「私はそのことについては何も言わない」
渡辺麻友写真集を買うことについては、というのだ。
「別にな」
「はい、やらせてもらいます」
「是非共」
「そうしてです」
「まゆゆゲットします」
「しかし君達は本物は手に入れないな」
ここでこう言った悪田部だった、その二人に対して。
「既に風俗に行ける金はあるだろう」
「ソープとかホテトルですか」
「デートクラブとかにも」
「一歳位ならわからない」
二人は十七歳だ、そうした店は十八歳からだが一歳位ならばそれが店の女の子にもわからないというのだ。黙っていれば。
「それでも行かないのか」
「そんなのとんでもないですよ」
「有り得ないですよ」
しかしだ、当の二人はというと。
悪田部のその問にだ、血相を変えてこう返した。
「そうした店に行くとか」
「確かに行きたいですけれど」
「あの、そうした店に行くとか」
「怖いじゃないですか」
本番は、というのだ。
「ですからちょっと」
「そうしたお店は」
「まだですよ」
「俺達にはとても」
「ふむ。それではだ」
二人が激しい拒絶を見せたのでだ、こう返した悪田部だった。
「慣れることだな」
「そうしたお店に行ってですか」
「実戦で、ですか」
「慣れることですか」
「本番に」
「それ位慣れなくてはだ」
こんなことも言う悪田部だった。
「世の中駄目だ」
「いや、俺達まだ十七ですから」
「そうした本番風俗とかは」
「幾ら何でも刺激強過ぎですよ」
「劇薬ですよ」
「私は小学生で経験済みだったが」
悪田部の場合はそうだった。
「あの時からずっとだ、楽しんできている」
「それはかなり極端ですから」
「例外中の例外ですよ」
「普通小学生でDT卒業とかないですから」
「というか淫行何とかに引っ掛かりません?」
「案ずるな、過去のことだ」
二人の質問にだ、悪田部は平然として返した。
「今では武勇伝だ」
「それになるんですか」
「小学生で、っていうのも」
「かつては十五で子供を作ったものだ」
徳川幕府十一代将軍家斉である、その絶倫さは伝説にさえなっている。
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