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FAIRY TAIL 忘却の最期
第22話 二人の滅竜魔導士
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は負けたりしないんだ!!!」

「・・・だってよ?」

ハッピーの叫びも空しく響き、ガジルはナツのマフラーを掴み持ち上げた

「残念だったな」

そして、腕を剣に変える

火のDBがあるというのに何もできないラストが歯を噛みしめる

「俺が動ければ・・・情けない・・・!!」

「・・・なるほど、少々誤解があったようでございますからしてもしもし」

何を思ってか、サジタリウスが弓を引き始める

「ルーシィ様は“あんた火出せる?”と申されましたのでそれがしは“いいえ”と答えました。

しかし、今重要なのは火を出すことではなく火そのものというわけですなもしもし」

「とどめだ火竜(サラマンダー)!!!」

ガジルが鉄竜剣をナツに向け振るおうとするその時

その間を縫うように一本の矢が通り過ぎ

傍にあった機材に刺さり、爆炎を起こす

「火だ!」

「機材を爆破させて炎を!?」

「サジタリウス・・・一体何を」

「射抜き方一つで貫通させることも粉砕させることも可能であるからしてもしもし」

矢で機材をショートさせて爆破させたことにガジルも驚きを隠せずにいた

「何なんだあの馬みてーのは!?」

「すごい!弓の天才なのねサジタリウス!」

「はい、もしもし!」

「どこに向かって敬礼してるの?」

「そこは気にするなハッピー・・・」

発生した爆炎を、一つ残らず吸い上げるナツ

食べ終えると、疲労は一気に回復した

「ごちそう様。ありがとなルーシィ!」

「火を食ったくれぇで調子こいてんじゃねえ!!」

向かってくるガジルを、ナツは炎を纏った拳で殴り飛ばした

「これでパワー全開だー!!」

「レビィ、ジェット、ドロイ、じっちゃん、ラスト、ルーシィ、仲間達・・・そして・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)・・・」

「鉄竜の咆哮!!」

ガジルはブレスを放つが

ナツは両手をかざし、全てかき消した

「俺のブレスを素手で弾き返しやがった!?」

「どれだけのものを壊せば・・・傷付ければ気が済むんだ・・・お前らは・・・」

「バカな・・・この俺がこんな奴に・・・!こんなクズに・・・!」

「今までの借りを全部返してやる!妖精の尻尾(フェアリーテイル)の手を出したのが間違いだったな!!!」

先ほどと違う威圧を受けガジルは少し怯む

「・・・俺を誰だと思ってやがるこのクソがぁぁぁぁぁ!!」

しかしすぐに攻勢に出る

「鉄竜の轟拳!!!」

振るわれる拳を、ナツは拳で受け止めた。

そして、ガジルの腕に亀裂が生じた

「ギヒャアアアアアア!?(俺は・・・最強の・・・!!!)」

「これ
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