第22話 二人の滅竜魔導士
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「何処に向かって敬礼してるんだろ?」
「ルーシィ!危ねぇから下がってろ!!」
「・・・あい」
ルーシィはナツに言われた通りその場から離れ
「あたしってば役に立たな過ぎる〜」
「まあまあ、前向きに」
どんよりと落ち込むルーシィ
「であるからしてもしもし!」
「・・・黄道一二門の星霊ってこんなのばっかか」
何に敬礼してるのか分からないサジタリウスにツッコミをいれるラストだった
「腹が減ってちゃ力が出ねぇか?」
ガジルはナツの頭を鉄竜棍で抑え込み
「だったら鉄を食いな!!」
そのまま床を顔面に着けて滑らせた
「エグッ!?」
「やっぱガジルの方が・・・」
「もうテメェに用はねぇ、消えろクズが!」
ナツは大穴ができた壁の前まで吹き飛ばされた。
「そんな・・・やだ・・・!」
ルーシィは一方的にやられるナツを見て、涙を流す
「ナツが負けるとこなんて・・・!」
「見ろよ、お前達が護ろうとしていたものを」
ナツが顔を上げると
そこには、幽兵によって破壊されたギルドが目に映った
「!!!」
「ギヒャーッハッハッハッハッハ!!!」
ガジルの高笑いと共に、轟音をあげ崩れるギルド
(妖精には尻尾があるのか、ないのか。もっとも本当にいるのかどうかさえ誰にもわからない。だからこそ永遠の謎、永遠の冒険。そんな意味が込められておるのじゃ)
ギルドのみんなが帰る場所
(ギルドは楽しいか?)
仲間の帰る場所
(うん!気に入った!俺ここに入りてぇ!!)
家族の帰る場所が・・・無残に壊された
正直、戦う力は残っていない。
しかし、仲間の悲痛な叫び
帰る場所を壊された悔しさ
そして
(ナツがしっかり妖精の尻尾を護ってね?)
今は亡き仲間の想いを抱き、立ち上がった。
「ナツ・・・もういいよ・・・!あたしが捕まればこいつらに・・・!!」
「ルーシィ・・・ナツはまだ諦めてないよ・・・!」
ナツが諦めていないのに、自分が早々に諦めるわけにはいかず
ルーシィは最後まで戦いを見届ける決意を固める
「ギルドは崩れた、テメェらは負けたんだよ」
それを無情に軽くあしらうガジル
殴りかかるのが精一杯のナツを弾き飛ばした。
「でも・・・あたしこれ以上・・・!」
「いい加減沈めよ火竜、俺は手加減って言葉が嫌いでよ・・・どうなっても知らねぇぜ」
「ジュピターの破壊・・・エレメント4との激闘・・・魔力を使い過ぎたんだ・・・・
炎さえ食べればナツ
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