第二十七話:約束
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気になることが出てきたんだけどな
「アザゼルよ、一つ聞きたいことがあるのじゃが」
ほら来たぜ
「何だよ、オーディン」
「あの小僧…ルドガー・ウィル・クルスニクは何者じゃ?」
そう、ルドガーのことだ
「俺が知ってるのはうちの優秀な生徒ってことだけだ……そういうことはサーゼクスに聞いた方がいいぜ、あいつを拾ったのはサーゼクスらしいからな」
「ほう、随分と良い拾いものをしたのう、サーゼクス」
「私は彼に恩返しをしたに過ぎませんよ」
「律儀じゃのう……して?」
「彼の過去に何をしてきたのかは私もしりません……ただ――」
ただ?
「彼が示した覚悟が彼を表している……そんな気がします」
「ほっほっほ…長いこと生きてきたが世界を壊すなどのたまう奴は初めてみたわい、あの猫又の娘がいなければロスヴァイセの勇者にと思ったのにのう」
「お、オーディン様//////////」
顔を真っ赤にする銀髪のヴァルキリー…まあルドガーに手を出したら黒歌が黙っちゃいないだろうな
「それとあの兵士二人の名前はなんと言ったかの?」
「兵藤一誠と匙元士郎です」
「そうか……覚えておくとするかの、ロスヴァイセ帰るぞ」
「あ、はい」
今回の戦いであの二人の名前も冥界中に知れ渡るだろうな、イッセーに関しては……おっぱいドラゴンなんてあだ名が付くかもな…そうなったらドライグが泣きそうだな……
「アザゼル、私はそろそろ行かせてもらうよルドガー君に渡したい物があるからね」
「ああ」
そういって出て行こうとするサーゼクスだったが扉の前でふと足を止める
「アザゼル、君はルドガー君をどんな人間だと思う?」
「そうだな……一見強そうに見えるがもろい部分があるやつかな」
「そうか……私は恐ろしい人間だと思ったよ」
「恐ろしい?」
「彼は恐らく……いや…何でもない、それじゃあ失礼するよ」
「なんなんだよ、いったい?」
俺には分からない恐ろしさってのがあるのか?
…たく教師ってのはやっぱ難しいな
「ルドガー君、入ってもいいかね?」
「サーゼクス様!?…どうぞ」
「それじゃあ、失礼するよ」
俺としては全力でやったつもりだけどサーゼクス様はどう見るかな……
「まずはレーティングゲーム勝利おめでとう」
「みんなが頑張ったおかげですよ」
「そのみんなに君も含まれているだろう?」
そう言われると何だかこそばゆいな
「さて……そろそろ本題に移ろうか」
「はい……」
俺は証を示した、嘘偽りの無い証を……例え認められなかったとしても俺は――
「ルドガー?」
ふと気づくとクロの手を握っていた……無意識のうちに握ったのか……
「大丈夫にゃ、もし認められな
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