十七人目
BLADE 2nd
四話
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その男。
沼の奥深くにて、六本腕と相対し候。
どちらも向かい合うが一瞬。
しかし、刀と鎌が相打つ音以外…
我には…
何も見えぬなり。
腕など、足など。
首が飛ぼうにも、納得がいく。
そのような覚悟…否。
諦めに似たものを全身で、毛の一本一本が死を悟り…
生を諦めた。
それはそうでしょう。
鎌蟹の攻撃速度は、音の速さですからね。
パン!
と、私が手を叩く音を聞いた瞬間…
あなたの胴と首は…
別々の場所に転がっているのですから。
そんなもの、一般的に誰も見えませんよ…
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