暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0767話
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と向かって突っ込んでいく機体のキャノピーを強引に開け――途中でバキリという破壊音がしたが、今はそれどころではない――そのまま身を外へと乗り出してYF-29に触れたまま空間倉庫へと収納。EX-ギアは邪魔だが、さすがにこれを空間倉庫の中に入れるのは難しいので取りあえずそのままにしながら、VFではなく俺自身の能力で地上へと向かい……そのまま着地すると同時に影のゲートを展開してそのまま潜りこんでいく。
 そのまま近くにある木の影の中で様子を見ていると、案の定1分もしないうちに機動兵隊バジュラが10匹程やって来るのが見えた。
 やっぱり地上も奴等の活動範囲な訳だな。
 ならとにかく見つからない場所まで移動し……俺が影に潜った場所から30km程離れた森の中で影のゲートから出る。
 さて、何とかここまでは上手くいった。だが、ここからは時間との勝負だ。バジュラに見つけられるのが早いか、あるいはこっちの準備が整うのが早いか。
 そんな風に考えつつ、深い森の中、空を覆っている木々の中で空間倉庫からゲートを取り出して展開していく。
 そのまま数分。身長を元の20代のものに戻し、EX-ギアを脱ぎながらもジリジリとしながら同期が終わるのを待って、ようやくホワイトスタートの通信が確立される。
 それを確認するや否や、通信を繋げ……

『……あいあい、こちらホワイトスター』

 技術班のメンバーと思しき人物が映像モニタに映し出されるのだった。
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