第二十二話 アクセルSIDE FINAL
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スとルインが出掛けたのを見て、ルナと目配せした後、追い掛けることにした。
エックスとルインが向かったのはアクセルがメガ・スコルピオに追われていたハイウェイ。
アクセルは複雑そうに見ていたが。
2人が着いたのは、街を一望出来る場所。
そこでエックスとルインの会話を聞いた。
エックス「…覚えているだろうルイン?君がハンターになりたての頃、シグマ隊長が俺達にこの景色を見せてくれたことを……」
ルイン「勿論だよ。シグマ隊長が私とエックスに教えてくれた。これが私達が守る街、人々、笑顔、命、心だって…」
エックス「シグマ隊長も1体のレプリロイドに過ぎない。いつかイレギュラーに敗れる日が来るかも知れない。けど、意志を継ぐ者がいれば、イレギュラーハンターは滅びない。シグマ隊長は俺達にそう教えてくれた」
ルイン「これが私達の守るべき存在と教えてくれたよね…」
アクセルとルナは2人の会話に聞き耳を立てていた。
今のシグマを考えれば到底想像もつかない言葉だ。
恐らくはイレギュラーに堕ちる前のシグマなのだろう。
エックス「そこにいるんだろう?アクセル、ルナ?」
ルナ「ゲッ」
バレたと言いたげに顔を顰めたルナ。
ルイン「話し掛けてくれればいいのに」
ルナ「仕方ねえだろ?話しづらかったんだ。」
エックス「そうか。アクセル、ここはかつてシグマ隊長に大切なことを教えられた場所だ。」
アクセル「うん…」
エックス「イレギュラーハンターとなるなら、刻み込め、これが俺達の守るべき人々、笑顔、命、心なんだと」
エックスの言う通りアクセルは、ハイウェイから見える街並みを見た。
エックス「ここは、俺達の戦いの始まりの場所。」
ルイン「ここから私達の戦いが始まったんだよ」
ルナ「へえ…」
エックス「アクセル、君は弱き者達の剣となり盾となる覚悟があるか?」
かつてシグマに言われたようなことをアクセルに言うエックスにルインとルナは2人を見遣る。
アクセルは不敵な笑みを浮かべた。
アクセル「勿論」
その答えに満足した笑みを浮かべるエックス。
エックス「よし、ハンターベースに戻るぞ、これからみっちり鍛えてやる」
アクセル「うん!!」
ルナ「…俺達も帰るか」
ルイン「そうだね」
ハンターベースへ向かって走るエックスとアクセルに2人は苦笑して2人を追い掛けた。
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