第二十一話 アクセルSIDE10
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ねたアクセルが呻く。
ゼロ「アクセル!!」
シグマ「どうした小僧。ワシを倒すのではなかったか?」
アクセル「くっ…言われなくてもやってやるよ!!」
エックス「落ち着けアクセル。怒りに我を忘れればシグマの思う壷だ。攻撃を見極めて隙を叩くんだ」
アクセル「…分かったよ」
相手の攻撃を見切れと、自分自身に命じた。
エックス「(奴の出方を読むんだ。空中に飛んだら連射攻撃、地上ではバウンドショットを3発放つ。そして…)」
シンクロシステムを駆使し、エックスの声がアクセルの電子頭脳に響く。
シグマが部屋の隅に身を置いた時、紫色のレーザーが放たれた。
アクセル「(来たよ!!)」
ゼロ「(落ち着け、レーザーは屈めば当たらない。俺のセイバーでは届かない。エックス、アクセル。任せたぞ)」
エックス「(分かった)」
シンクロシステムを解除し、アクセルはシグマの体勢を崩す為にサークルボムを構え、放つ。
シグマ「ぬう!!?」
爆風を受けて体勢を崩したシグマ。
それを見て、一気に間合いを詰めたゼロはセイバーを薙刀に変形させ、一気に突き出した。
ゼロ「水裂閃!!」
強烈な突きはシグマの胴体に風穴を空けた。
エックス「エクスプロージョン!!」
エックスの持つ特殊武器の中でも桁外れの破壊力を誇るエクスプロージョンがシグマを飲み込んだ。
シグマ「お…己…!…だが…まだだ…まだ終わらんよ…!!」
その言葉を訝しる間もなく、部屋の外が光り出す。
それは内部にも入ってきて、3人は目を開けていられず両腕で顔を覆った。
シグマの哂い声と共に、覚えのある感覚が彼らを包んだ。
ゼロ「宇宙…?」
アクセル「嘘!?どうして宇宙に!!?」
エックス「多分、シグマが真の姿を現すにはあの空間では狭いんだ。だから宇宙に転送した。」
少し間を置いた後、シグマがその巨体をさらけ出した。
10mはあろうか。
見上げれば首が攣りそうな体躯に頑強な拳を持ち、腹部にはレーザーの砲台がある。
ゼロは周りを見渡す。足場はそこまで広くない岩ばかりで、シグマの周囲を螺旋階段に近い形で浮かんでいる。
相手は恐らく、自在に動けるのだろう。
圧倒的不利に、思わず舌打ちが零れる。
エックス「アクセル、気をつけろ、落ちたら死ぬぞ」
アクセル「分かってるよ。心配しないで」
シグマ「ハーハハハハッ、ここからが本番だ!!」
耳障りな高笑いと共に紅い光弾が迫る。
アクセルはローリングで潜り抜け、アクアガトリングを放った。
するとシグマの
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