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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜常識を謳うチートな彼も来たようですよ?〜 【更新停止】
白夜叉との遭遇
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も同調する姿勢を見せ、黒ウサギも諦めたように頷いた。
「はぁ〜………仕方が無い人たちです。まあいいデス。腹立たしいのは黒ウサギも同じですし。Wフォレス・ガロW程度なら十六夜さんが一人いれば楽勝でしょう」
それは困る。あの屑は僕が処刑したい。
そう思っていると、十六夜と飛鳥さんが
怪訝
(
けげん
)
な顔をして
「なに言ってんだよ。俺は参加しねえよ?」
「当たり前よ。貴方なんて参加させないわ」
フン、と二人が鼻を鳴らすと黒ウサギが慌てて食ってかかった。
「だ、駄目ですよ!御二人はコミュニティの仲間なんですからちゃんと協力しないと」
「そう言うことじゃねえよ黒ウサギ」
十六夜が真剣な顔で黒ウサギを右手で制した。
「いいか?この喧嘩は、コイツらが売った。そしてヤツらが買った。なのに俺が手を出すのは
無粋
(
ぶすい
)
だって言ってるんだよ」
「あら、わかっているじゃない」
「………。ああもう、好きにしてください」
黒ウサギは諦めたように言い返さなかった。
ん、これであいつは僕達が処刑できる。被ったストレスは相手に返さないとね。
◆■◆■◆
コホンと咳払いをした黒ウサギは横にあった何かの苗を大事そうに持ち上げて全員に切り出した。
「そろそろ行きましょうか。本当は皆さんを歓迎する為に素敵なお店を予約して色々とセッティングしていたのですけども……
不慮
(
ふりょ
)
の事故続きで、今日はお流れとなってしまいました。また後日、きちんと歓迎を」
「いいわよ、無理しなくて。私たちのコミュニティって崖っぷちなんでしょう?」
驚いた黒ウサギはジンの方を見やると自分たちの事情を知られたのだと悟る。ウサ耳まで赤くした黒ウサギは恥ずかしそうに顔を下げた。
「も、申し訳ございません。皆さんを騙すのは気が引けたのですが……黒ウサギ達も必死だったのです」
「もういいわ。私は組織の水準なんてどうでもよかったもの。春日部さんと香夜くんはどう?」
黒ウサギが恐る恐る耀の顔を窺うと、耀は無関心なまでに首を振った。
「私も怒ってない。そもそもコミュニティがどうの、と言うのはべつにどうでも………あ、けど」
耀が思い出したかのように迷いながら呟くとジンはテーブルに身を乗り出して聞いた。
「どうぞ気兼ねなく聞いてください。僕らにできるなら最低限の用意はさせてもらいます」
「そ、そんな大それたものじゃないよ。ただ私は……毎日三食お風呂付きの寝床があればいいな、と思っただけだから」
耀のお願いを聞いて、ジンの表情が固まった。それを見て耀が慌てて取り消そうとしたが、先に黒ウサギが嬉々とした顔で手に持った苗を持ち上げた。
「それなら大丈夫です!十六夜さんがこんな大きな水樹の苗を手に入れてくれましたから
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