暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜常識を謳うチートな彼も来たようですよ?〜 【更新停止】
白夜叉との遭遇
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
あの(ガルド)と別れた後で日がくれた頃に僕たちは黒ウサギと十六夜と合流したが、

「な、なんであの短時間にWフォレス・ガロWのリーダーと接触してしかも喧嘩を売る状況になったのですか!?」「しかもゲームの日取りは明日!?」「それも敵のテリトリー内で戦うなんて!」「準備している時間もお金もありません!」「一体どういう心算(つもり)があってのことです!」 「聞いているのですか四人とも??」
「「「「ムシャクシャしてやった。今は反省しています」」」していません」

「だまらっしゃい!!そして、香夜さんは反省してください!」

反省していないといった僕はハリセンで叩かれた。

……痛い…

それをニヤニヤと笑って見ていた十六夜が口を挟む。

「別にいいじゃねえか。見境なく選んで喧嘩(けんか)を売ったわけじゃないんだから許してやれよ」
「十六夜さんは面白ければなんでもいいと思ってるかもしれませんけど、このゲームで得られるのは自己満足だけなんですよ?このW契約書類(ギアスロール)Wを見てください」

黒ウサギの見せたW契約書類(ギアスロール)Wは主催者権限(ホストマスター)Wを持たない者たちがW主催者Wとなってゲームを開催する時に必要なギフト…らしい。
そこには、ゲーム内容・ルール・チップ・賞品が書かれておりW主催者Wのコミュニティのリーダーが署名することで成立する。今回、僕たちの『ギフトゲーム』の賞品の内容はこれだ。

「W参加者(プレイヤー)が勝利した場合、主催者(ホスト)は参加者の言及(げんきゅう)する全ての罪を認め、箱庭の法の下で正しい裁きを受けた後、コミュニティを解散するWーーーまあ、確かに自己満足だ。時間をかければ立証できるものを、わざわざ取り逃がすチャンスを背負ってまで短縮させるんだからな」

ちなみに僕たちのチップはW罪を黙認するWと言うことだ。それは今回に限ったことではなく、これ以降もずっと口を閉ざし続けると言う意味だ。

「でも時間をかければ、彼らの罪は必ず暴かれます。だって肝心(かんじん)の子供達は………その、」

だって、人質として連れて来た女子供を殺して、なおかつ食ったもんね。ギフトゲームを強制させて人質を殺した屑にそんな時間をかけたくないからね。

「そう。人質はすでにこの世にはいないよ。そして、時間をかければ必ず証拠は出てくるけどあの屑にはそんなに時間をかけずに裁きたいからね」
「それにね、黒ウサギ。私は道徳云々(云々)よりも、あの外道が私の行動範囲ないで野放しにされることが許せないの。ここで逃がせば、いつかまた狙ってくるに決まってるもの」
「ま、まあ……逃がせば厄介かもしれませんけど」
「僕もガルドを逃がしたくないと思っている。彼のような悪人は野放しにしちゃいけない」

ジン
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ