マクロスF
0766話
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バジュラ本星に移住を開始した後で何らかの接触を持ってくるのは確実、か。
せめて、それが敵対的な内容ではない事を祈ろう。
「シャドウミラー代表のアクセル・アルマーだ。よろしく頼む。……さて、早速だが作戦についてはグラス大統領から大体は聞いていると思ってもいいのか?」
『ああ。まずアクセル大尉がYF-29を使って単独でバジュラ本星に潜入。その後、君の国とこの世界を繋げ、内部から攻撃。そして君達に対してバジュラが攻撃を仕掛けたら、私達が外側から攻撃を開始して、内部と外部の両方から攻撃を行う。……大まかにはこれでいいのだな?』
「問題無い。そちらの戦力に関しては特に制限はしないし、もし俺がバジュラ本星に突入した後で何も起きない……つまり、俺が撃墜されたと判断したら無理に攻撃を続行する必要も無い」
もっとも、その場合はオズマやアルトがランカを助ける為にバジュラ本星に向かって突撃する可能性は高いが。
『ほう、随分と自信があるようだな』
「当然だ。俺達シャドウミラーは、今まで幾つもの並行世界の戦闘に巻き込まれ、その全てに勝利してきた。それを考えれば、バジュラ程度はそれ程脅威じゃない。実際に今までS.M.Sとして活動してきた俺自身が一番分かっているからな」
まぁ、バジュラクラスの災厄と言えば、それこそOG外伝の敵として出て来た修羅王やダークブレイン、ネオ・グランゾン。それにOGsでの敵として現れたアインストを忘れちゃ駄目か。ああ、後は地球を支配しようとしてきたインスペクターも。
……こうして考えると、バジュラクラスの敵は全てがOGs世界の敵なんだな。
『……なるほど。了解した。アクセル大尉の自信が真実である事を祈っているよ。こちらも既に大統領から指示を受けていたので、新統合軍は殆ど全ての機体が出撃準備中だ。そちらは?』
チラリ、とジェフリーへと視線を向けるペリオ准将。
その視線を受け、ジェフリーは小さく頷く。
「うむ、こちらとしても既に整備員達に頼んで出撃の準備は整えている。アクセル大尉のYF-29にしても、スーパーパックを装備して既に出撃準備は完了している。後は実行するだけだ」
『ミス・シェリルに関しては?』
「そちらも問題はない。歌う為の装置各種に関しても、十分以上にこちらの準備は整っている」
その言葉に、チラリと視線をシェリルの方へと向ける。
俺の視線を受け止め、問題無いとばかりに頷くシェリル。
どうやらシェリルも既に覚悟を十分以上に決めているらしい。この辺はさすがにシェリルらしいと言うべきか。
『では、作戦開始時刻に関しては?』
「……アクセル大尉、何時にするかね?」
ペリオ准将の言葉を受け、少し考える。現在の時刻は午前11時過ぎ。となると……
「午後3時でど
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