マクロスF
0766話
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ィア船団があの星に移住を決めた場合は資源というのは幾らあっても足りないのだから。
「ああ。まぁ、その辺の詳しい内容については後日うちの担当の者と話し合って貰う事になる。それと今回の件でバジュラ本星に突っ込む事を考えると、YF-29に関しては無事に戻せるという保証も無い。いや、恐らく現状のままでL.A.Iに返すのはまず無理だろう。その辺を承知しておいて欲しい」
『いや、その件については私よりも相応しい者がいるだろう。そちらの彼と話して欲しい』
チラリと画面越しにグラス大統領が見たのは、ブリッジの中でこちらを見ているルカの姿。……まぁ、YF-29を作ったのはL.A.Iであると考えれば、そっちと交渉しろというのは当然か。
しかし、大統領はルカに視線を向けた後で再び口を開く。
『だが、YF-29は最新鋭機だと聞く。であれば、バジュラ本星に向かうのは別の機体を使ってもいいのではないかね?』
「残念だが、それはちょっと難しいだろうな。最新鋭機のYF-29ですらも俺の操縦能力に付いて来られていないんだ。一応バジュラ本星に向かう時はステルスを使って見つからないように向かおうと考えてはいるが、いざ何かがあった時の事を考えればこの機体は最低限必要だ」
『……分かった。詳しい交渉に関してはL.A.Iの方として貰う事になるが、それに関してはフロンティア政府が口出ししないというのは約束しよう』
「では、これで大まかな話は決まったな。惑星上の利権やら何やらに関しては、先程も言ったが詳しい交渉はあのバジュラ共をどうにかした後、改めて決めよう」
『うむ。それで実際の行動についてだが……その件に関しては、彼に任せてあるのでそちらと詳しい打ち合わせをして欲しい。何しろ、私は軍事については門外漢もいいところなのでね』
その言葉と共に、映像モニタへと新たに1人の人物が姿を現す。
オズマ程では無いが、どこか厳つい顔をした40代後半、あるいは50代前半くらいの男。その男は俺へと視線を向けて口を開く。
『バトル・フロンティア艦長のペリオ准将だ。今回の件ではシャドウミラーと作戦行動を共にする事になるので、よろしく頼む』
……へぇ。予想外だな。何が予想外と言えば、俺が15歳の外見にも関わらずきちんと今回の作戦の指揮官と見なしているところや、あるいは並行世界にある国家の代表というところに関しても内心はともかくとして怪しんでいる様子を見せていない点だ。……恐らくは、ランカのライブの時に俺が混沌精霊の姿になった映像か何かを見せたんだろう。もっとも、そうなると地球の方にも間違い無く俺の情報については渡っている筈だ。何しろこのペリオ准将とやらはフロンティア船団の人物であると同時に、新統合軍の准将でもあるのだから。
となると、今はともかく今回の件が終わって
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