第四章 完成 自分達の部隊 〜ミッドチルダ レリック事件〜
第六話 伝えるということ
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それはいつもと変わらない日常の中で起きた
俺が浅はかだったのかもしれない
この二人なら大丈夫と楽観視していたのかもしれない
今日は、スターズFとライトニングFのコンビでスターズはなのはと、ライトニングはフェイトと模擬戦をする予定だった
最初はスターズFということでスバルとティアナがスタンバイした
模擬戦が始まり、序盤戦はスバルが飛んでいるなのはに対しウイングロードで突っ込み、それをティアナが援護するという戦法で戦っていた
二人とも魔法の使い方が上手くなっていたし、スバルも相手をよくみていた
そのまま膠着状態になるかと思ったが、しばらくすると戦いは動いた
ティアナのクロスファイヤーシュートが何時ものような速度が出ていなかった
「なんか、いつもと違うな」
「ああ。コントロールはいいみてぇだがキレがないな」
ヴィータはそう言っているがそれも一つの選択肢ではある
確かにあの程度の弾速であればリミッター付きのなのはであれば抜け出せないのだ
この戦いを実戦とするならだが
俺はこの時点からどうにも違和感をぬぐえなかった
次に行われたスバルの特攻じみた攻撃も防御はいい感じだったが明らかにリスクが大きすぎた
もしかして...あまりに勝ちたいと思いすぎて模擬戦ってこと忘れてるのか?
でもまあこの程度なら若いうちに良くやる無茶ってやつに含まれるだろう
だが次の一幕で俺の頭が一瞬フリーズした
「砲撃?ティアナが??」
「は?」
フェイトのその声で俺はみんなが顔を向ける方を見た
だがそこには何も無かった
ということはフェイク。本物はどこだ?
戦闘宙域を見渡す。だが見あたらない
いや、居た。ウィングロードの上を走っている
後衛が、つっこむだと?
それだけであれば零距離射撃を試すのか、と思う。いやまあそれも危険なのだが
だが、ティアナはクロスミラージュの先端に魔力刃を発生させやがった
「ばかやろう...!」
そうして何をしようとしたのか理解した
俺が漏らした声は小さすぎて周りの奴には聞こえなかったらしい
スバルがまたつっこむ。それをなのははシールドで受け止め、跳ね返そうとするがスバルも負けじと踏ん張ったためなのははその場に留まった
そしてその隙を突くようにしてなのはの頭上からティアナが突っ込む!!
なのはに当たると同時に爆風が巻き起こり建物の上にいた俺たちも煽られる
煙が晴れた時に見えていたのは...
「んな...素手で受け止めただと?」
ティアナの魔力刃とスバルのナックルを素手で受け止めたなのはの姿だった
なにかを話したと思うとティアナは魔力刃を消して
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