十五話
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「ソニック・シューター!!」
「覇王流“旋衝破”」
コロナとリオはアスレチックを使い、立体的に動き、攻防を繰り返していた
(流石にこのままじゃあジリ貧になっちゃう。この辺りなら!)
コロナは距離を取りながら地面へと着地する
「あれ? もう追いかけっこは終わり?」
そう言いながらリオも着地する
「うん。飛んだり跳ねたりは少し苦手。だからここで勝負だよ! リオ!」
「うん! その意気やよし!」
(コロナの魔法は独特的だからこっちが後手に回るのは正直、あまりよくない)
コロナ見据え、少しだけ口に端が持ち上がるリオ
(でも、止まってくれたのなら、先手必勝!!)
リオは自前の二つの変換資質を利用し、炎と雷の龍を作り出す
(私にはリオみたいに変換資質や身体能力、ヴィヴィオみたいに器用なことは出来ない)
BJのポケット部分から棒状のクリスタルを取り出す
(でも、昔ヴィヴィオに見せて褒められたこの魔法。これだけはずっと練習し続けた。司書さんだって一緒に考えてくれたこの魔法)
自身のデバイスであるブランゼルに軽く口づけ、展開された巨大な魔法陣の中心にクリスタルを投げ入れる
「創生起動」
その言葉と共に地面が盛り上がり、形を形成していく
「双龍円舞!!」
リオの方は準備が整ったようだ。二つの龍がリオを中心に回っている
(これは私が唯一誇れる魔法。端末を核に魔力を練り上げ、物質を自分の自由な形へと形作ることが出来る……。そう、これが……)
魔力を得て形を形成していく。そして、出来上がるは岩の巨人
「これが私のゴーレム創生ッ!!」
「おおっ! かっこいい!!」
目をキラキラと輝かせながら、興奮しているリオ
「魔導士コロナと魔導器ブランゼルの名の下に“叩いて砕け!! ゴライアス!!”」
ゴライアスと呼ばれた岩の巨人。その肩に足取り軽く飛び乗るコロナ
「さぁ! リオ! 正々堂々!」
「試合開始!!」
「ストラーダ!」
「グングニル!」
リーチの長い槍使い同士の戦いは接近こそするが懐に入れることなど早々ない
「くっ!(ミルテちゃんの槍捌き。とても学生の物とは思えない! 僕だって本気を出してないわけじゃないけど、この速さや鋭さはっ!)」
「あはは!(やっぱり速い! エリオさんと戦えてよかった! この戦い、もっとやっていたい!! もっと長く、もっと激しく!!)」
戦況はミルテ若干が押している。現役管理局員相手にわずかながらも押しているのだ
「笑えるってことは余裕があるのかい!!」
「違いま
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