原作開始
クラス代表決定戦
これはちょ〜っと腹立つな〜?
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と言っても、今まで知る機会なんて無かったんだから当たり前だけどな。ただ、これからはそんな顔が普通に見れるんだと思うと、なんだか嬉しかった。
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二時間目も勿論ISの授業だ。
「ーであるからして、ISの基本的な運用は現時点で…………………………場合は、刑法によって罰せられー」
麻耶ちゃんによって読まれていく教科書を俺は眠気を堪えながら聞いていた。そもそも、俺はISを造った当事者ーーまあ、公にはされていないがーーなんだからISが世間でどういった形に落ち着いたのかを知らない訳がない。
俺の前に座っている一夏も実につまらなさそうだ。俺が入学する前にこの学園でするような授業より深〜い授業をしたからな。この授業はつまらんだろう。
「織斑くん、何か分からないことがあったら訊いてくださいね」
「大丈夫ですよ、山田先生。むしろ問題とか出されても答えられます」
「ほう、ならば私から問題を出そう」
あ、千冬姉さんが食いついた。
「イタリアの量産機は」
「テンペスタ」
「ISが浮遊していられるのは何故だ」
「PIC、パッシブ・イナーシャル・キャンセラーが機能しているから」
「ISの所有・運用、コアについて等が定められている条約は」
「アラスカ条約」
「最初のISについて」
「束さ……篠ノ之束博士が開発・設計した最初のIS、白騎士。突如して国会議事堂に向けて発射されたミサイルを途中で介入した何者か、通称『アルテミスの使い』と共に全て撃墜。どちらの正体も依然不明」
どうもー、アルテミスの使いでーす。ついでに言うとその質問を出したのが白騎士でーす。
「白騎士の装備はブレードと荷電粒子砲」
「ちょっと待て」
千冬姉さんが少しこめかみを押さえた。そして俺の方をチラッと見た。素知らぬ顔で目を逸らしておく。
「織斑」
「はい」
「それは誰から教えてもらった?」
一夏は何も言わずに俺を見る。なんだよ、姉弟して俺を見て。照れるだろ(*ノ▽ノ)
「賀狩、ちょっと来い」
「うぃーっす」
呼び出しは免れなかった。
「山田先生は授業を続けていてください」
「あ、はい。分かりました」
俺は千冬姉さんに連れられて教室の外に出た。ある程度教室から離れた所で、
「彼方、お前なぁ……」
「なんだよ、千冬姉さん」
千冬姉さんが普通に名前で呼んできたので、こっちも通常モードで呼ぶ。
「お前が白騎士の開発に関わっていたことは一般的には、いや世界のやつらには知られていない事なんだぞ? 私はあの時荷電粒子砲は使っていないんだから、世間では白騎士の武器は雪片だけだ。それ
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