原作開始
クラス代表決定戦
これはちょ〜っと腹立つな〜?
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Side一夏
「一夏、少し話さないか?」
「お、箒。いいぜ」
1時間目が終わった後、幼馴染みであるところの篠ノ之箒が話しかけてきた。ちなみに、IS学園ではコマ限界までIS関連の授業をするので、入学式当日から授業がある。1時間目はIS基礎理論の授業だったのだが、俺は特に苦もなく終えていた。というのも、IS学園に入学することが決まってから彼方が懇切丁寧に教えてくれたのだ。貰った参考書にも書いていない重要な所に至るまでだ。なんでそこまで詳しいのか訊いてみると、
「ISについて知る機会があってな」
とのことだ。本当にタメになることをいろいろ聞いた。曰く、ISのコアには人格があって、その声に気付き対話し同調することが二次移行という機体の進化条件らしい。なんか斬魄刀が始解しそうな条件だな。さらにISには裏コードまであるらしい。何だ? 獣の力でも手に入るのだろうか。人間の形を棄てて。
「どうした一夏?」
「あ、悪い。少し考え事をな」
「む、邪魔したか?」
「いや、一区切りついた所だから問題ない。で、何処で話す?」
「屋上に行こう。あんまりあからさまに見られても話しにくい」
「それもそうだな」
ちなみにこの会話は100人超えの衆人環視の元、行われています。流石に視線がキツくなってきたと思っていたのは俺だけじゃなかったようだ。
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「ひ、久しぶりだな。一夏……」
「お、おう……」
「と言っても、昨日あれで話したばかりだがな」
「まぁな〜」
初々しい感じは一瞬でログアウトした。さっき箒が言った通り、昨日俺と箒は彼方から貰った例のホログラムディスプレイ発生装置(としか言い様がない。彼方も特に名前を付けていないので、まんま呼んでいる)を使って話していた。なので、「わぁ、箒と再会だー。まさかこんな所で会えるなんてー」なーんてことはなかったのだ。
「それにしても、お前と彼方がISを動かせるとはな」
「ああ。俺もビックリした」
俺はものすごーく驚いたのだが、彼方はやけに落ち着いていた。何でなんだろうな……。
「そうだ。昨日も言ったけど、剣道優勝おめでとう」
「やめろ、流石に照れるぞ」
「それにしても日本一かぁ。よく勝てたな」
「特にやることも無かったのでな。暇があれば竹刀を振っていたのだ。そう言うお前はどうなのだ?」
「あー、剣道は辞めたんだ」
「何故だ? あんなに熱心だったではないか」
「少しいろいろ考えさせられる出来事があってな……」
言うまでもなくあの誘拐事件だ。あの遥という人に言われて強くなろうとした。だが、剣道は何か自分の求めている物とは違うと感じて辞めたんだ。
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