第十九話 アクセルSIDE8
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とレッドの戦士の誇りを懸けた戦いが始まる。
最初に仕掛けたのはアクセル。
アクセルの特殊武器の中で最も連射性能の高いアクアガトリングが放たれた。
凄まじい速度で放たれた水弾はレッドの肩のアーマーに裂傷を刻んだ。
レッド「ふん、ちっとはやるようになったな。今度はこちらから行くぜ!!」
鎌を振るう。
衝撃波を放つつもりだ。
アクセル「甘いよレッド!!」
衝撃波を跳躍してかわす。
ホバーを使い、次の足場へと移る。
レッド「よくかわしたな」
アクセル「!!?」
振り返るとレッドがいた。
分身である。
本体にダメージを与えることは出来ず、こちらはしっかりと攻撃を喰らう。
分身は刃を振り回し、アクセルを斬りつけた。
アクセル「痛っ…!!」
激痛に呻く。
急所でなかったのが幸いだが、長期戦になれば間違いなく影響する傷。
直ぐさま、変身能力の応用で自己修復。
傷は塞がるが受けたダメージは消えない。
レッド「どうした?そんなもんじゃないんだろう?」
アクセル「っ…当たり前じゃないか!!」
ウィンドブーメラン。
風属性のブーメランがレッドに直撃する。
レッドの低い呻きが聞こえた。
すぐに持ち直し、大鎌の嵐を繰り出す。
アクセルはホバーで射程外へと逃れ、サークルボムを構えた。
ルナ「(これがアクセル達の言葉か…)」
アクセルとレッドの戦いを見遣りながらルナは胸中で呟いた。
ルナ「(あいつらは戦いの中でしか互いの気持ちを伝えられないんだな。エックスなら力だけではいけないと言うかもしれねえ、でも力でないと伝えられないこともあるのもまた事実。全く不器用な連中共だよ……)」
アクセルはレッドの衝撃波をかわしながらレッドに肉薄する。
アクセル「(僕は迷わない。レッドを止める。それがレッドのために僕が出来ることだから!!)うおおおおお!!!!」
サークルボムが炸裂した。
爆発をまともに受けたレッドのボディが黒煙を上げた。
レッド「くっ…調子に乗るなよ!!」
勢いよく鎌が振り下ろされた。
間髪入れない攻撃ではあったがアクセルは辛うじてかわした。
アクセル「ふっ…死神の鎌か…それでどれだけのイレギュラーを倒したんだっけ?」
レッド「ふ…伊達に死神の二つ名は貰ってねえよ」
アクセル「だろうね。いつだってあんたは勝ち進んできた。」
戦いの中で、敵対しながらも互いに認めていた。
勇敢な戦士として。
アクセル「誰もあんたが負けたところなんて見たことないよね。これが始めてになるのかな?」
レッド「ふん…」
彼は鼻を鳴らし、紫の嵐を巻き起こした。
レッドが消えた瞬間、アクセルを竜巻が襲う。
風に煽られてアクセ
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