第六章 正義の在り処編
第百八十二話 『リオン、再び』
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ながらマッハキャリバーを吹かして突撃をする。
ティアナもクロスミラージュを片方で構えてクロスファイアを精製する。
「うぉおおおりゃーーー!!」
スバルの渾身の拳がリオンに迫る。
それをリオンは刀身で衝撃を抑えるようにしながら受け止める。
そのまま反動を利用して回転をしてスバルの背後に回り遠心力がかかった剣の切り付けをしようとする、がそこでティアナのクロスファイアが通過して、リオンはすぐにバックステップで避けきる。
「っ、さすが………」
「動きは止めさせない!」
スバルは攻撃がいなされたことを察したすぐにウィングロードを展開して急反転をしてティアナのクロスファイアに集中しているリオンの背後を取る。
そのまま高速で足蹴りをかまそうとする、が、リオンは意表を突いたはずがクロスファイアに突撃していきスバルの足蹴りを難なく避けてティアナに突撃していく。
「あたしが狙いか………。常套手段ね。でも………! “大地を掴め”!!」
ティアナはクロスミラージュをモード2、ダガーモードにして瞬動術をかまして今度こそリオンの意表をつくことをした。
瞬動術をかました瞬間、ティアナの地面が爆ぜる。
それは単純で突撃してくるリオンの目の前に一瞬で移動をかまして、
「“振動を放て”!」
ダガーモードを構えている反対の手を独特の握りをして魔力球を展開して構えて、ティアナは目を見開いているリオンの胸に魔力球とともに手を添えた。
「破ッ!」
瞬間、ティアナの足先から伝達し手の先まで伝わってきていた力が一気にリオンに向けて解放されて振動をリオンの体の内部にまで振動させる。
「カフッ!?」
それでリオンは思わず前のめりにのけぞる。
そう、ティアナが使用したのはシホお得意の中国拳法の浸透剄をリオンに叩き込んだのだ。
過去になのはが編み出してヴィータに叩き込んだオリジナルの技、ディバインシェイクバスターという技がある。
今回ティアナが使用したのはこれをなのはがシホとともに完璧に調整して完成したその名も『新・ディバインシェイクバスター』という技になる。
ティアナは銃型のデバイスを使うことから後衛型だと思われるが近距離戦の技能も充実しているのである。
閑話休題
それでリオンは地面に倒れてそこにティアナが首筋にダガーをつけながらも、
「あたしを援護タイプだと思っていたリオンの負けね。これでもシホさん達に鍛えられているだけあるのよ? さて、降参しなさい。リオン」
ティアナがそう言って降伏宣言をリオンに突きつける。
スバルもリオンの背後に立ち無言で警戒している。
だけども、リオンはそこで小さいながらも呟く。
「………私には、後がないんだ。………だから、こんなところで、負けるわけに
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