二十八話 家(マンション)
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なり話しかけてきた。
「…はい?」
少し驚いた広翔はそう応えた。
…
。
「…やっぱなんでもないわ、」
(…え、なんで?)
彼女と初めて話した内容がこれだった。
この子なにものだ…
静かなエレベーターはぐんぐんと登っていく、
そのあとはなにも話さずだった。
ーピンポン、10階です。ー
ここは、アパートというか、マンションっぽい。少し新しい感じだった。
以前ホコリくさい寮に住んでいた広翔には倍充実している様にみえた。
彼女はまたてくてくと歩き出した。
ピタッと止まると、インターホンを押した。
ーピンポーンー
インターホンほ音が鳴って、部屋の中からドタドタとした音が聞こえた。
ガチャ、
ドアが開いた。
すると、
『おかえり〜』
玄関には小学5くらいの少女が立っていた。
「入って。」
「は?」
心の声が思わず口にでた。
『おきゃくさん?』
少女らしい声。
「とりあえず、入って。」
なんだか、自分をゲストとして招いてくれている様だった。ーー
今までのあらすじを説明すると、軍人からテロリストだと攻撃されて、智也と別れて、逃げているところに女の子から手を引っ張られて、このマンションまで来た。という流れだ。
おかしい。
何故招いてくれているのか、まったく理由が分からない。
『入って!』
小さい少女が声をかけると、広翔はなかに入った。
「コーヒーいれるから、適当にくつろいどいて。」
彼女は少し笑顔になってそう声をかけてくれた。
「はい…」
そんなところなので、ダイニングルームの椅子に座った。
彼女は、コップを洗っている。
「なんで僕を助けてくれたんですか…?」
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