暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos44降臨/砕け得ぬ闇〜System:Unbreakable Dark〜
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取り戻すまでは休眠状態で居続け、時が来れば再び・・・」
お礼を言うてわたしから離れたルシル君と一緒に、マテリアル達が居った虚空を見詰めてると、『はやてちゃん!』クロノ君たちと一緒に出張してたシャマルから通信が入った。
『挨拶はごめんなさいですけど省かせてもらいます! 各地でとんでもない数の思念体――残滓が出現中だと、アースラの観測で捉えました!』
「了解や! わたしも出――」
『いいえ! はやてちゃん、すずかちゃん、なのはちゃん、フェイトちゃん、アリサちゃん、アルフには一度アースラへ乗艦してもらって、休憩に入ってもらうことになりました! 思念体討伐は、私たちパラディース・ヴェヒターで行います!』
「そういうわけだ。はやて、君はアースラへ」
「ちょっ、ルシル君かてもう・・・!」
「我が手に携えしは確かなる幻想」
――静かなる癒し――
複製したモノを発動する時の呪文を詠唱したルシル君。するとルシル君の体が蒼い魔力に包まれて、傷が見る見るうちに治った。そんで騎士甲冑の損傷も修復された。シャマルの静かなる癒しや。
「これまで頑張って来たはやて達は一旦お休み。これからは俺たちの番だ」
ルシル君が微笑みながらわたしの頭を撫でてそう言うてくれた。これは何を言うてもアカンなって思うたから「バトンタッチや」わたしはルシル君と拳を突き合わせた。
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